医学生ゼミであすの医療を考える
あすの医療について考えようと、群馬大キャンパスで8月11日から14日まで、全国医学生ゼミナール(主催・全国医学生ゼミナール全国実行委員会)が開催される。12日午後には、がん闘病経験者の上野創さん(朝日新聞記者)、同大重粒子線医学研究センターの加藤弘之助教、聖路加国際病院の林章敏・緩和ケア科医長らが、「今後のがん治療」について患者と医師の立場からそれぞれ講演する。実行委の宇敷萌さんは「よりよい医療の実現のために、わたしたちができることは何かを考えていきたい」と、広く参加を呼び掛けている。
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上野さんは26歳の時に肺がんと睾丸がんを発病。4回の手術を受け、3度入院し、闘病生活を送った。自身の経験を踏まえ、「医療者に求めること」を患者の立場から発信する。加藤助教と林緩和ケア科医長は、医師の立場から緩和ケア、重粒子線治療など先端医療やがん治療現場の課題などについて講演する。
11日は「地域の医療再生への取り組みと課題」(夕張医療センターの村上智彦センター長)、13日は「医療でみんなの幸せを〜医療費亡国論から医療立国論へ」(帝京大の大村昭人名誉教授)、14日は「君の星は輝いているか〜世界からみた日本〜」(朝日新聞記者の伊藤千尋さん)などをテーマにした講演も予定されている。
一日の参加費は学生1000円、一般1500円。講演会のみの参加は学生300円、一般500円。問い合わせは実行委、070(6451)9113。
更新:2008/08/07 15:23 キャリアブレイン
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