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中国の米国債保有額、近く世界一に

 中国が貿易などにより稼いだ外貨で安全資産に属する米国債を大量に買い付けており、近く世界最大の米国債保有国に浮上する見通しだ。米政府にとっては中国が最大の借金相手国になる格好だ。

 国際金融センターによると、中国の米国債保有額は2005年時点で3100億ドル(現在のレートで約33兆9600億円)だったが、昨年末に4776億ドル(約52兆3200億円)、今年5月には5065億ドル(約55兆4900億円)へと急増した。米国債の発行残高に占める中国の保有比率も05年の15.3%から今年5月には19.4%へと上昇した。これに対し、現在米国債の最大保有国である日本の保有額は05年の6700億ドル(約732兆4000億円)から昨年末には5812億ドル(約63兆6700億円)、今年5月には5787億ドル(約63兆4000億円)と減り続けている。

 国際金融センターのイ・チフン研究員は「この勢いならば、来年上期には中国が米国にとって最大の債権国になる」と分析した。

金起勲(キム・ギフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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