【群馬】昨年度県立4病院 医療事故増加 744件 ヒヤリ・ハット事例は2812件2008年8月7日 県立四病院で二〇〇七年度に起きた医療事故は七百四十四件(前年度比三百九十二件増)で、事故につながる恐れがあった「ヒヤリ・ハット事例」は二千八百十二件(同二百三十四件減)だったことが、県のまとめで分かった。合計数が前年度を上回ったことについて、県は「リスク把握のため、積極的に報告するよう指導した結果」としている。 (加藤益丈) 医療事故につながるリスクを把握し、安全対策を検討するため〇五年度に始め、公表は三回目。過失の有無にかかわらず病院内で起きた人身事故、医師や看護師のミスを、患者への傷害の重さなどに応じて評価。軽度のレベル0−1をヒヤリ・ハット事例、より重いレベル2−5を医療事故と分類した。 患者が死亡する「レベル5」に分類される事故も一件あった。入院患者が病室で自殺したケースで、退院に向けて準備が進んでいたが、退院後の生活不安などが原因という。病院側は「不安感の強い患者の訴えをよく聞き、看護室に近い部屋に移して巡回を強化する」という対応策を打ち出した。 医療事故とヒヤリ・ハット事例を合わせて多かった内容は、薬関係が九百八十四件で全体の28%。点滴関係が五百二十九件で15%、転倒や転落が四百九十三件で14%を占めた。 前年度と比べてヒヤリ・ハット事例が減り、医療事故が増えたことについて、県は「基準を見直した影響で、実質的に大きな変化はない」と説明している。
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