宮崎市の宮崎大宮高校では、県内各地から、難関大学への合格を目指す高校生たちが集まり、6日から、サマーセミナーが始まりました。このサマーセミナーは、目標大学合格を勝ち取ってもらおうと、県教育委員会が、毎年実施しているもので、県立と私立、合わせて22の普通科高校から、約600人の生徒が、参加しました。会場では、難関大学コースや国公立コースなどに分かれて、「指導力向上支援教員」という各教科選りすぐりの教師たちが、講師をつとめました。東大を志望するコースには、70人が参加、教室には、緊張感が漂います。(生徒は)「(志望校は?)東京大学です。(今年の夏は)勉強するだけです」「(どうして参加したのか?)周りの雰囲気を見て、今年の夏の目標を明確にしたいと思ったからです」(高鍋から参加の生徒は)「高鍋高校は周りに似たような高校がなくて、それで情報交換だったり、そういうのができて、とても刺激になります」このサマーセミナーは、8日まで開かれます。
広島では、6日、被ばくから63年となる「原爆の日」を迎えましたが、平和への願いは、県内も同じです。都城市では、太平洋戦争で亡くなった、戦没者と空襲犠牲者の合同追悼式がありました。この合同追悼式は、8月6日の都城大空襲の日に、毎年行われているもので、都城市総合文化ホールには、戦没者の遺族や市の関係者など、約800人が参列し、全員で黙祷をして犠牲者の冥福を祈りました。この後、長峯誠市長が「戦争の悲惨な経験を噛みしめ、戦没者のご冥福をお祈り申し上げます」と追悼の言葉を述べました。そして、遺族の代表らが霊前に花を手向けた後、山田小学校の児童の代表が、全校児童で織った千羽鶴を奉納しました。都城市では、戦争中、7004人が犠牲となった他、都城大空襲でも、民間人を含む101人が亡くなったということです。
6日未明、宮崎市のスーパーで、資材を焼く火事がありました。近くでは、4日にも火事が発生していて、警察では、不審火とみて調べています。火事があったのは、宮崎市吉村町のスーパーで、6日午前3時過ぎ、スーパーの軒下に置かれた木製のドラムの一部が燃え、火はすぐに消えました。また、4日には、このスーパーから、約400メートル離れたマンションのゴミ置き場でも火事があり、古本などが燃えました。2か所とも、普段は火の気がなく、マンションのゴミ置き場では、3月にも火事が発生していて、警察では、不審火とみて捜査しています。現場付近一帯では、3月と5月にも連続して不審火が発生し、警察で警戒を強めていました。
木材価格の低迷など、林業を取り巻く情勢が厳しさを増す中、県内の3つの林業団体が、国に抜本的な対策を求めるため、6日、上京しました。上京したのは、県内3つの林業団体の関係者17人です。一行は、6日、国土交通省や林野庁を訪れ、住宅建設の規制緩和や、木材価格の適正化などを陳情しました。木材価格は、10年前の半分近くに落ち込んでいる他、耐震強度偽装事件による建築基準法の改正で、建築確認が厳しくなり、住宅着工戸数も、2割ほど減少しています。県内では、広島県に本社がある、大手製材加工会社「中国木材」が、日向市細島への進出を計画していて、今後、木材価格への影響も懸念されています。
日向市の貴金属窃盗事件、犯人は、事前に下見を行った可能性もあるとみられています。この事件は、5日午前1時ごろ、日向市のリサイクルショップで、50万円相当の高級腕時計やネックレスなど、貴金属あわせて54点、約1100万円が盗まれ、犯人が逃走しているものです。警備会社の警報が鳴ってから、5分後には、警察が到着。調べでは、この店は、営業時間以外は、防犯カメラを稼動させていなかったことがわかりました。このため、警察では、その手口から、犯人が事前に、下見を行っていた可能性もあるとみて、調べを進めています。
竹島の領有権を巡って、日本と韓国の間で交流事業が相次いで中止となる中、県内の文化交流団が、6日、韓国へと出発しました。参加しているのは、県内の小中学生合わせて56人で、7月、県内を訪れた韓国の小中学生の家で、ホームステイをしたり、現地の学校を訪れます。(参加したこどもは)「韓国の人と釣りをしてみたい」「日本のキムチと韓国のキムチは、味が違うので食べてみたい」(県県民政策部・宮田廣志次長)「政治とは離れたところで、民間の子供たちの交流が出来るのはうれしい」交流団は、8月10日に帰国する予定です。
警察官を目指す若者を対象にした、警察学校の一日体験入校が、6日初めて行われました。体験入校は、将来、警察官を目指す若者の不安を解消しようと、県警察本部が初めて企画したもので、17歳から28歳まで、100人が参加しました。参加者たちは、警察学校での生活について、説明を受けた後、法律や逮捕術を学ぶ先輩たちの様子を見学しました。この他、指紋を採取したり、指名手配犯の似顔絵を作成する時間もあり、参加者たちは、熱心に取り組んでいました。(参加者は)「思っていたより厳しい訓練が行われているので、自分も鍛えないといけないなと思った」「やっぱり活気溢れていて、自分もこの学校で一生懸命勉強したいと思った」警察官の受験生は、年々、減少していることから、県警察本部では、人材確保のため、高校生や中学生を対象にした、体験型の説明会も検討したいとしています。
花火大会に、自衛隊が一役買います。打ち上げ花火の台座として、自衛隊のボートが使われることになり、宮崎市の大淀河畔では、陸上自衛隊都城駐屯地の隊員たちが、訓練を兼ねてボートを組み立てました。自衛隊のボートは、8月9日、宮崎市で開かれる「みやざき納涼花火大会」で、台座となります。
延岡学園男子バスケットボール部の、インターハイ優勝を祝福しようと、6日、延岡市役所に、「全国制覇」と書かれた懸垂幕が掲げられました。延岡学園男子バスケットボール部は、埼玉インターハイの決勝で、宿敵の福岡第一を65対62で破り、3年ぶり2回目の全国制覇を果たしました。延岡学園の優勝を祝福しようと、延岡市役所には、6日、「全国制覇」と書かれた約10メートルの懸垂幕が掲げられました。地元の高校生の快挙を市民も喜んでいて、延岡市では、「懸垂幕を掲げることで、市をあげて祝ってあげたい」と話しています。高校日本一に輝いた延岡学園男子バスケットボール部。国体とウインターカップも優勝して、初の高校3冠を狙います。
8月7日を「花の日」と定めている高千穂町から、東国原知事に季節の花が贈られました。6日は、高千穂町の内倉町長や、花の生産者ら18人が県庁を訪れ、出荷のピークを迎えている菊やホオズキを、東国原知事に贈りました。高千穂町は、8月7日を語呂合わせで「花の日」と定め、花のPRに努めていますが、中でも昼と夜の気温の差を利用して、品質の良い菊の生産に力を入れているということです。また、高千穂町で栽培された夏野菜も贈られました。今年の花と野菜は、質、量ともに良好な状態で、出荷できているということです。