2008年8月7日 0時19分更新
3年前に浅口市にあるおかやま山陽高校の野球部で、元監督に全裸でのランニングを強要され精神的苦痛を受けたとして、元部員らが元監督と高校を相手に損害賠償を求めていた裁判で、5日、双方の和解が成立しました。
この問題は2005年6月、浅口市のおかやま山陽高校の野球部の元監督が部員に対して全裸でのランニングをさせたり殴ったりしたもので、元部員と家族、8人がことし4月、暴行で精神的な苦痛を受けたとして元監督や高校に対してあわせて450万円の損害賠償を求める訴えを起こしていました。
双方は話し合いを続けてきましたが、高校側が示した和解案に元部員側が応じ、5日、和解が成立しました。
和解の内容については明らかにされていませんが、原告側の弁護士は「高校側から示された和解条件が原告全員にとって納得の行くものであったことから和解に応じることにした。」と説明しています。
元監督は強要や暴行の罪で起訴され、去年3月に有罪判決を受けその後、刑が確定しています。