岡山放送局

2008年8月7日 0時19分更新

岡山で原爆死没者慰霊式


「原爆の日」の6日、岡山市でも原爆で亡くなった人を追悼する慰霊式が行われました。

岡山市門田本町にある原爆被爆死没者供養塔の前で行われた慰霊式には、岡山市に住む被爆者やその遺族18人が参列しました。

慰霊式に先立って供養塔には、昨年度亡くなった12人を加えた612人の原爆死没者名簿が納められました。

参列者たちは、広島に原爆が投下された8時15分に1分間の黙とう捧げたあと、供養塔に花をたむけて原爆で亡くなった人を追悼しました。

爆心地から1.6キロメートル離れた自宅で被爆した女性は、「毎年8月になると空を飛ぶ飛行機に目がいってしまいます。63年経ってもあの日の恐ろしい光景は忘れることが出来ません。原爆の恐ろしさを若い世代に伝えていかなければならないと思います」と話していました。