2008年8月7日 0時19分更新
警察官を目指す人たちに、警察の仕事を体験しながら学んでもらおうというオープンスクールが、岡山市の県警察学校で開かれました。
これは、警察官を目指している人たちに仕事の内容を理解してもらおうと岡山県警察本部がことし初めて開いたもので、高校生や大学生などおよそ140人が参加しました。
参加者たちは、警察学校の授業の一つである隊列訓練を見学し、去年採用された警察官が号令に合わせて列を組んだり、行進したりする様子を真剣な表情で見守っていました。
また、鑑識課の仕事を実際に体験する時間も設けられ、参加者たちは警察官から指導を受けながらたばこの箱に粉末を付着させて、実際に指紋をとる作業に挑戦していました。
参加した高校生の1人は「とてもいい勉強になりました。警察官になりたいという気持ちが強まりました。」と話していました。
岡山県警察本部では、団塊の世代の大量退職が進み、若手の警察官の育成が大きな課題になっているということで「正義感を持った多くの学生に警察官を志して欲しい」と話していました。