岡山放送局

2008年8月7日 0時19分更新

チボリ取締役会「会社を解散」

経営不振に陥っている倉敷市の倉敷チボリ公園をめぐって、公園を運営する会社の取締役会が6日開かれ、会社の解散を株主総会に諮ることを決めました。
株主総会で承認されれば、会社はことしいっぱいで解散し、チボリ公園は閉園することになります。

平成9年にオープンした倉敷チボリ公園は、岡山県が出資する第三セクター会社が運営し、ピーク時には年間の入園者が300万人ありましたが、昨年度はおよそ75万人にまで落ち込み経営不振に陥っています。

さらに、デンマークの「チボリ公園」を運営する会社との契約が更新されず、来年からチボリの名称が使えなくなるほか、県がことしいっぱいで財政支援を打ち切ることを決めたため、存続の危機に立たされています。

6日は岡山市で公園を運営するチボリ・ジャパン社の取締役会が開かれ、この中では経営不振が続くなか、公園を存続させることは
できないとして今月26日に開かれる株主総会に会社を解散するよう求める議案を提案することを決めました。

議案が株主総会で承認されると会社はことしいっぱいで解散し、チボリ公園は閉園することになります。
岡山県などでは今後、公園の土地を所有する企業と話し合い、跡地の利用方法を探ることにしています。