多くの観光客でにぎわう鳥取県境港市の水木しげるロードに二日、ロード起点近くの境港署境港駅前交番(愛称・鬼太郎交番)に勤務する同署地域課の川口千晶巡査部長(30)が治安対策の一環として着ぐるみの「ねこ娘」になって繰り出した。
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「ねこ娘」になって、ロードの治安を守る川口巡査部長=2日、JR境港駅前
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同署は六月に東京・秋葉原で起きた無差別殺傷事件を受け、徒歩での警戒を加えるなどロードでのパトロールを強化中。雰囲気を壊さないようにと、普段市観光協会スタッフが扮(ふん)している着ぐるみ姿でパトロールを行うことを企画した。
土日を中心に不定期でねこ娘姿でパトロールする川口巡査部長は制服の警察官二人とともに交番を出発。約一時間ロードを歩き、観光客からの写真撮影にもしっかり対応した。「暑くて大変だけど、観光客の受けが(制服のときと)全然違う。防犯の目を保ちつつ多くの観光客と触れ合い、事故や犯罪の未然防止のために頑張っていきたい」と話す。