更新:8月6日 07:00モバイル:最新ニュース
携帯販売が急ブレーキ 大手3社、4―6月軒並み2割減
携帯電話の販売に急ブレーキがかかっている。ソフトバンクは5日に2008年4―6月期連結決算を発表、NTTドコモ、KDDI(au)を含む大手3社の販売台数は軒並み前年を約2割下回った。ドコモなどが昨秋から販売手法を変更したことで端末価格が大幅に上昇し、需要が冷え込んでいる。端末メーカーの業績は悪化しており、業界再編の加速は避けられそうにない。
ソフトバンクの4―6月期は売上高が前年同期比2%減の6472億円、営業利益が8%増の850億円だった。端末販売が減り減収となる一方、販売店に払う販売奨励金の負担が減った。また09年3月期末に前期末比据え置きの2円50銭を配当すると発表した。従来の配当予想は未定だった。同社は09年3月期通期の業績予想を開示していないが、孫正義社長は「営業、経常、純利益はそれぞれ黒字の見通し」と述べた。
[2008年8月6日/日本経済新聞 朝刊]
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