大分 教員採用汚職

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大分県教委の教員採用汚職:矢野被告の長女辞職、児童に伝える 登校日、校長が

 小学校教員採用汚職事件などで校長・教頭計5人が懲戒免職や長期欠勤の大分県佐伯市は6日、広島の原爆の日に合わせた登校日となり、多くの児童、生徒が登校した。元県教委参事の矢野哲郎被告(52)夫妻=贈賄罪で起訴=の長女は夏休みに入った直後に辞職した。長女が勤務していた小学校ではこの日、校長が全校集会で児童に辞職を伝えた。

 長女は07年4月に採用され、佐伯市内の小学校に配属された。この日の集会で、校長は「先生(長女)のお父さんお母さんが社会のルールに反することをして逮捕されたので、退職されました」と話した。児童は静かに聞いていたという。

 一方、贈賄罪で起訴された元校長の浅利幾美被告(52)が懲戒免職となった同市立蒲江小。後任の岡松寛校長(53)が就任したのは、終業式前日の先月17日。夏休みに入り、4~6年生の合宿に同行したり、保護者に学校通信を発行したりしている。この日の集会では、事件には触れず平和の大切さを説いたという。【古田健治】

毎日新聞 2008年8月6日 西部夕刊

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