6日午前9時40分ごろ、沖縄県今帰仁村運天(なきじんそんうんてん)のビーチ沖約10メートルの海上で、男性があおむけに浮いているのをビーチ監視員が見つけ、病院に搬送されたが死亡が確認された。県警本部(もとぶ)署の調べで、男性は昨年1月の宮崎知事選に自民党などの推薦で立候補した東京都世田谷区弦巻2、会社員、持永哲志さん(48)と分かった。同署は持永さんが水遊び中におぼれたとみて調べている。
持永さんは持永和見・元自民党衆院議員(宮崎3区)の長男。経済産業省を退職し、03年に父の地盤を引き継ぐ形で衆院選に出馬したが落選し、05年にも落選した。昨年1月には宮崎県の官製談合事件に絡む出直し知事選に同党と公明党の推薦で立候補したが、現知事の東国原英夫氏に敗れた。選挙後、東国原知事から副知事起用を打診され、応諾したが、その後、県民世論の反発もあり、知事自身が断念した。【三森輝久】
毎日新聞 2008年8月6日 22時14分(最終更新 8月6日 23時52分)