2008年08月06日10時16分
「NIEを通じて、新聞を読む人を育成したい」などと話す明石会長
新聞を使った学校授業の普及に努めている「千葉県NIE推進協議会」(会長・明石要一千葉大学教育学部教授)の二〇〇八年度総会が五日、千葉市中央区内で開かれた。
出席したのはNIE実践校の校長や教諭、小中高の各校長会、県内に本社や支局のある新聞、通信社の代表ら約三十人。前年度の活動報告や会計報告などが行われ、本年度からNIEの実践を始めた三校を含む十九の実践校が紹介された。
明石会長は「新聞を読む大人は格好良いという文化が消えてしまった。読む大人をNIEで育成したい」などと述べ、「新聞記者が大学生に寄付講座で講義したらどうか」などと提言した。日本新聞教育文化財団のNIEコーディネーター赤池幹氏は、学校教育で教科書だけでは足りないことを新聞が補い、新聞の占める役割が重要になっている現状を説明した。
参加者からは、新聞のNIEページを冊子にして学校に配るPR要望など、新聞社へ一層の協力を求める意見が出たほか、総会後の意見交換会でもNIE普及拡大に向けた活発な議論が展開された。
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