コメ、7年ぶり豊作予想 高温で40万トン過剰見通しコメ市況調査会社、米穀データバンク(東京)が6日発表した2008年産水稲の収穫予想(7月31日現在)によると、全国の作況指数は102で「やや良」となった。豊作の目安とされる「やや良」は、実現すれば01年産以来7年ぶりとなる。 全国的に高温で推移し、おおむね順調に生育しているため。主食用のコメの収穫量は目標の815万トンを大幅に上回る870万トン程度になり、最近の需要増加を考慮しても、40万トン程度が過剰となる見通しだ。 米穀データバンクは「このままだとコメの価格は下げに向かう」と予測。農家からは昨年に引き続き、政府に備蓄米買い増しなどの対策を求める声が強まるのが必至だ。 08年産は当初、寒気が流れ込んだため北日本と東日本で生育が遅れ気味だったが、6月の気温はほぼ平年並みで、7月も高温で推移したため回復、おおむね順調に推移している。 都道府県別では、北海道が104、岩手、長野などが103となり、34都道府県が102-105の「やや良」。福岡、佐賀の99を含め、13県が99-101の「平年並み」。
【共同通信】
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