桜井淳所長の最近の講演内容-米原子力潜水艦からの通常時放射能放出-
テーマ:ブログ桜井淳所長に拠れば、米原子力潜水艦(講演ではその原子炉について20分説明)、の寄港した佐世保港で微量の放射能(放射性物質)が検出されたと報じられていますが(主に、冷却材中に溶け出した原子炉内壁被覆材や配管等のステンレススチール構成元素・不純物の炉心での熱中性子捕獲反応(Co-59(n,γ)Co-60 )や高速中性子しきい反応(Fe-54(n,p)Mn-54, Ni-58(n,p)Co-58)で生成された半減期の比較的長いCo-60, Mn-54, Co-58)、そのようなことは、1960年代半ば頃、初めて日本に寄港した時から続いており、考え方として、通常時においてさえ、放射能を放出しているため(講演ではそのメカニズムを20分説明)、できるだけ、陸地から離れた海洋で放出・希釈し、湾内では、放出しないようにしてきましたが、不注意にも、原子炉一次系システムからの放射能を含む漏水(講演ではそのメカニズムを20分説明)の一部をそのまま放出してしまったと推定されます。