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朝青龍、因縁の夏巡業スタート 山げいこで若手に胸出す (1/2ページ)
大相撲の夏巡業が5日、北海道苫小牧市で始まった。昨年、巡業休場を申し出ながらモンゴルでサッカーに興じて騒動を起こした横綱朝青龍(27)も、名古屋場所を途中休場する原因となった左ひじのけがをおして朝げいこから参加。若手力士に胸を出し、ファンには愛想も振りまき、「取組をできないのは残念だけど、2年ぶりの夏巡業は気持ちいい」と笑顔を浮かべた。夏巡業は17日まで、北海道や東北などの11市町村で計12日間行われる。
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午前9時40分ごろに会場に姿を見せ、土俵下の大島巡業部長(元大関旭国)らに一礼した朝青龍が、きびすを返す。向かった先は会場に隣接する土のグラウンド。雲一つない青空を見上げて大きく息を吸うと、入念に準備運動を始めた。
「あれ、朝青龍じゃない?」。“異変”に気付いたファンにあっという間に取り囲まれるや、持ち前のサービス精神を発揮した。「新入幕のお祝いだ」といって、来場所での新入幕が有力視される玉鷲を指名して山げいこに励んだ。
名古屋で負傷した左ひじは「違和感がある」ため、右腕1本を使った軽めの四つ相撲。それでもモンゴル出身の後輩に指導を与えながら何度も転がす。ぶつかりげいこでも胸を出して約40分のけいこを終え、気持ちよさそうに汗をぬぐった。
昨年の騒動は記憶に新しい。「土俵入りだけでも」という巡業部の依頼をけって巡業休場を申し出ながら、モンゴルでサッカー。この日は取組こそなかったが、朝げいこで若手をきたえ、土俵入りも披露した。反省の意を示したといえる。
グラウンドに置かれたサッカーゴールを目ざとく見つけ、「サッカーやるか。去年のスーパーゴールを思いだすよ。いいシュートだったな」。いたずらっぽくジョークを飛ばした横綱は、夏巡業中には取組にも参加予定。賜杯奪回への再スタートでもあるみそぎの巡業は、出足上々である。 (奥山次郎)