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チベット騒乱「中国国防相らを捜査」 スペイン当局

2008年8月6日10時22分

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 【パリ=国末憲人】スペイン司法当局は5日、中国当局が3月に起きたチベット騒乱を鎮圧した際に「人道に対する罪」を犯した疑いで、梁光烈国防相を含む政府高官や軍人ら計7人の捜査に乗り出す方針を明らかにした。

 スペインでジェノサイド(集団殺害)や「人道に対する罪」に関する事件を捜査する国家法院の発表によると、市民団体「チベット支援委員会」など3団体が7月に提出した告発状を、同法院がこの日、受理すると決めた。

 告発状では、中国当局の3月10日以降の対応について「チベット人を計画的かつ広範囲に排除し、重いけがを負わせ、拷問し、虐殺したことが、人道に対する罪にあたる」としている。

 スペインの司法組織法は、ジェノサイドや「人道に対する罪」について「外国で外国人が起こしたものでもスペインで裁く権限がある」と定めている。

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