ギョーザ中毒事件後に回収され、「天洋食品」の冷凍庫に山積みされたギョーザ=2月、中国河北省石家荘市(共同) 回収ギョーザ、中国で中毒 天洋製、メタミドホス検出中国製ギョーザ中毒事件で、製造元の天洋食品(中国河北省)が回収した冷凍ギョーザが中国国内で流通し、ギョーザを食べた中国人が有機リン系殺虫剤「メタミドホス」による中毒症状を訴えていたことが分かった。関係筋が6日、明らかにした。 日本側は外交ルートを通じ、中国側に事実関係の確認を要請する方針。首相周辺は「日本国内での混入の可能性は極めて低いと中国政府には伝えた。あとは中国がどう判断するかだ」と述べた。 関係筋によると、中国国内で今年6月、天洋食品がいったん回収した冷凍ギョーザの一部を食べた中国人が、有機リン系殺虫剤によるとみられる中毒症状を訴えた。その後の調査で、メタミドホスが原因と断定されたという。被害を受けた人数や詳しい症状は不明。 中国側は経緯について、7月の北海道洞爺湖サミット前に外交ルートを通じて日本政府に連絡したという。 天洋食品製のギョーザをめぐっては今年1月末、千葉、兵庫両県で3家族計10人が食後に中毒症状を訴えたことが表面化した。
【共同通信】
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