産経関西

[社会] 2008年8月 6日

陸自隊員冗談発砲 20人処分へ

 陸上自衛隊福知山駐屯地(京都府福知山市)で6月、弾薬庫を警備中の陸士長(24)が上官の冗談を信じて実弾を発射した事件で、陸上幕僚監部は5日、陸士長と不用意な発言をした上官、管理責任のある連隊長ら約20人を近く処分する方針を決めた。

 陸自警務隊などの調べでは、2回目の弾薬庫警備任務だった陸士長は6月5日、上官から「任務終了時は実弾を撃つことになっている」と言われたことを真に受け、任務終了時に小銃に実弾を装填(そうてん)し、空などに向け3発を発射したという。陸幕は、実弾発砲による被害はなかったものの、実弾の不正使用を招いた結果を重視し、陸士長と上官を停職などの懲戒処分、連隊長ら幹部を含む約20人を戒告、訓戒などの処分とする方針だ。
 

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