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「韓国はアフガニスタンでより大きな役割を」

 ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のデニス・ワイルダー・アジア担当選任補佐官は、ソウルへと向かう米国大統領専用機「エアフォースワン」の機内で行われた会見で、21世紀の韓米間の戦略的な同伴者関係について、「今回の首脳会談で最も重点的に話し合われるだろう。韓国人がこのような方向へ向かうのに同意するならば、韓国がアフガニスタンでより大きな役割を果たせるよう願っている」と述べた。

 ワイルダー補佐官はさらに北朝鮮のテロ支援国指定解除問題について、「北朝鮮が検証議定書を受け入れなければ、11日になっても今の状況から何の変化もないだろう」と述べた。以下はワイルダー補佐官との記者会見をまとめたもの。

-どのような内容が話し合われるのか。

 「21世紀の韓米間の戦略的同盟関係、世界的な問題、イラクやアフガニスタン問題、在韓米軍の再編成問題などが話し合われるだろう。また韓米自由貿易協定(FTA)をどのように両国の議会で通過させるかや、韓国人にとって関心の高いビザ免除プログラム、北朝鮮の核問題と6カ国協議、人権問題などがテーマになるだろう」

-21世紀の戦略的同伴者関係とは何を意味するのか。

 「韓国は自由の価値を知っており、イラクにザイトゥーン部隊を派遣した。韓国は北東アジア地域の外でも非常に重要な仕事ができる。問題は、韓国がどのようにすれば制度的に貢献できるかということだ。韓国軍は他の地域の民主主義を守るのに貢献する役割を果たすことができる。もちろんわれわれは、韓国がアフガニスタンでより大きな貢献をするよう望んでいる。この問題は今回の首脳会談で重要なテーマになるだろう」

-11日には北朝鮮をテロ支援国リストから削除すると議会に通告して45日目を迎えるが、本当に削除するのか。

 「11日はデッドラインではない。削除が可能になる日ということだ。北朝鮮が強力な検証規約に合意しなければ、11日は何もなく過ぎるだけだ。すべては北朝鮮にかかっている。ボールは北朝鮮側にある」

-独島問題が首脳会談で話し合われることはないのか。

 「米国地名委員会(BGN)がデータベースを作成しながら明らかに混同した。ブッシュ大統領はこの問題で強いリーダーシップを発揮して、以前の状態に戻した。この問題は韓日両国が外交的に解決すべき問題だ。駐日韓国大使が日本に戻るというニュースを聞いたが、これは非常に肯定的な信号だ」

-韓米FTAに対する議会の同意に関し、その前提条件として米国で自動車問題についての再交渉を要求する声があるようだが。

 「自分は交渉の文言を詳しく見たが、非常にいい内容だった。自動車メーカーには意見の相違がある。一部では支持する声もある。韓米FTAについては一つの産業だけで判断すべきでなく、良い点もたくさんある。すべてを得ることはできない。得るためには差し出すべき部分もある」

大統領専用機=崔宇晳(チェ・ウソク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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