ニュース: 国際 RSS feed
「日韓戦えば韓国負ける?」韓国紙で竹島めぐり「日本は仮想敵」流行中 (1/4ページ)
このニュースのトピックス:「竹島」問題
【ソウル=黒田勝弘】韓国では以前から仮想小説として「日韓戦争モノ」が流行だ。日本に対抗意識を持つことによって“元気が出る”という、日本に支配された過去の歴史からくる、ある種の民族的後遺症といおうか。
その「日本に勝ちたい」という思いは、周知のようにスポーツによく表れる。民族的な欲求不満のせいともいえるが、仮想日韓戦争の場合は決まって「独島(日本名・竹島)」をめぐる争奪戦がきっかけになっている。
韓国では近年、「独島」は愛国主義のシンボルになっている。そのため日韓間で問題が起きるとマスコミはまるで「日本が武力で奪いにくる」といわんばかりに、国民の対日警戒心と愛国ムードをあおる。「北の脅威」感が後退した結果、今や仮想敵は北朝鮮から日本に移ったかのような雰囲気だ。
今回の“独島騒ぎ”でも早速、韓国軍による「独島防衛訓練」が行われ、マスコミでは「実効支配強化のため海兵隊派遣も」など軍事的対応が語られている。
その中でいくつかの新聞が日韓戦力比較を通じ日韓有事の勝敗を仮想しているが、以下に紹介するのは韓国の最大手、朝鮮日報(7月26日付)に掲載された「独島で韓日全面戦が起きたら?」と題する特集記事(筆者は庚龍源=ユ・ヨンウォン=・軍事専門記者)の要約である。