中国のチベット弾圧で審理入り 人道への罪、スペイン【パリ5日共同】スペインからの報道によると、マドリードにある全国高裁は5日、中国当局による今春のチベット弾圧は人道に対する罪に当たるとして梁光烈国防相ら7人の中国高官を訴えたチベット支援団体の告発を受理し、審理入りすることを決めた。 北京五輪開幕を直前に控えた中でのスペイン司法当局の決定は、中国側を刺激しそうだ。 告発したのは非政府組織(NGO)の「チベット支援委員会」など。同委員会は、中国当局が3月10日以降、少なくともチベット市民203人を殺害、6000人近くを逮捕したり行方不明に追い込んだりしたと指摘。全国高裁に対して7月、「チベット市民を広く組織的に排除、重傷を負わせ、拷問する中国当局の行為は人道に対する罪に相当する」と訴えていた。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)
関連記事を取得中...