5日未明、日向市のリサイクルショップで、貴金属54点が盗まれる事件があり、警察で犯人の行方を追っています。被害品の中には、50万円相当の高級腕時計も含まれ、被害総額は、1100万円に上っています。貴金属が盗まれたのは、日向市のリサイクルショップで、5日午前1時ごろ、警備会社から警察に通報がありました。警察の調べによりますと、犯人は、店の出入り口のドアを叩き割って侵入、さらに、店内にある陳列用のガラスケースも割り、50万円相当の高級腕時計やネックレスなど、貴金属あわせて54点を盗んで、現在も逃走していると言うことです。被害総額は1100万円に上っています。警察では、盗難事件として、現場周辺で聞き込みを行いながら、犯人の行方を追っていますが、まだ、見つかっていません。店長によりますと、この店では、去年も、貴金属が盗まれる事件が発生していると言うことです。
8月に入り、ガソリンや食料品の値上げが相次いでいますが、漁船の燃料となるA重油も、5日から、1リットル当たり、6円80銭値上げされました。重油の値上げは5か月連続で、漁師の経営は、一段と厳しくなりそうです。県漁連によりますと、県内19の漁協に販売するA重油の値段は、5日から、1リットル当たり6円80銭値上げされ、127円前後となりました。A重油の値上げは、5か月連続で、10年前と比べると、4倍近く上がったことになります。7月15日の一斉休漁の後も続く重油の値上げ。県漁連では、「ニューヨークの原油先物相場に左右されるため、今後の動向は予測できない」としています。燃料の高騰をめぐっては、政府が、値上がり分の9割を補てんする、総額745億円の支援策を打ち出していて、県漁連では、7日、漁協の組合長らを対象に説明会を開くことにしています。
燃料高騰に対する農家支援です。ピーマンやマンゴーなど、国内有数の園芸作物の産地である西都市でも、2400万円の緊急支援に乗り出すことになりました。西都市によりますと、緊急支援は、保温に必要な2層カーテンやヒートポンプなど、省エネ資材を購入する際、JAなどを通じて、導入費用の一部を助成するというものです。対象は、ピーマンやマンゴーなどを栽培している、西都市の園芸農家で、既存の予算を活用して、約2400万円を支援金に充てることにしています。西都市は、ピーマンの生産額が、全国第2位となっていますが、重油の値上げにより、園芸農家は、大きな影響を受けています。(西都市・橋田和実市長)「基幹作物は岐路に立っていますから、作物を転換しようにもしようがない訳でありまして、全国厳しい状況でありますから、生き残りをかけた今回の対策だと私は思っています」農家に対する燃料高騰対策は、4日、宮崎市が、3億円の緊急支援策を発表しました。この他、東国原知事も、5日の定例会見で、省エネ対策のための補助枠を9月の補正予算で拡大する考えを示すなど、県や市町村の支援策が広がりをみせています。
北京オリンピックの開幕まであと3日。宮崎市で、オリンピックに出場する県出身選手らを応援しようと、関連グッズを集めた展示会が始まりました。この展示会は、県が、北京オリンピックにあわせて企画したもので、会場の県立図書館には、競泳の松田丈志選手ら、県出身選手のパネルなど、約120点が紹介されています。このうち、野球の日本代表として出場する、日向市出身の青木宣親選手のコーナーには、サイン入りのバットやボールなど、貴重なグッズが展示されています。また、県内で合宿をした女子ソフトボールと、女子バレーボール日本代表のコーナーもあり、訪れた人たちが、足を止めて見入っていました。8月8日に開幕する北京オリンピック。応援企画展は、県立図書館で、8月17日まで開かれています。
小林市で、5日、観光農園がオープンし、園児たちがナシ狩りに挑戦しました。オープンしたのは、小林市の種子田地区と坂下地区にある、8つの観光農園です。5日は、種子田地区の岩下果樹園で、神事が行なわれ、生産者ら約30人が出席して、豊作を祈願しました。また、観光農園には、オープンを記念して、小林市内の幼稚園児、約20人が招待され、ナシ狩りに挑戦しました。今年のナシは、天候にも恵まれ、風味や大きさなど、品質は上々だということです。小林市の観光農園では、ブドウ狩りが9月いっぱい、ナシ狩りが10月いっぱいまで楽しめます。
賃金3000万円の不払いで、書類送検です。書類送検されたのは、宮崎市でレストランなどを経営していた大和(だいわ)と、45歳の社長です。宮崎労働基準監督署によりますと、大和は、おととし3月から10月間、従業員24人の賃金、約3060万円を支払わなかった疑いです。大和は、おととしの10月に倒産しましたが、従業員の相談で不払いが発覚、5日、労働基準法違反の疑いで書類送検されました。調べに対し、大和の社長は、「経営が苦しく賃金が払えなかった」と話していると言うことです。
災害が発生した際、どのような活動ができるか学ぼうと、宮崎大宮高校の生徒が、日本赤十字社宮崎県支部の、災害用備蓄倉庫を見学しました。倉庫には、毛布やブルーシートなどの救援物資が、1万1千点あまり保管されていて、生徒達は、その多さに驚いていました。(生徒達は)「初めて見て、すごいいっぱい数があったので驚きました」「こういうのが災害時に役に立つんだなと感心しました」日本赤十字社宮崎県支部によりますと、災害用備蓄倉庫の見学は、大宮高校生が初めてだと言うことです。
中学生38人が参加した「こども議会」が、延岡市でありました。議会は、一問一答方式で行われ、議員役の中学生が、首藤市長に、環境問題などを質問しました。(中学生議員の質問)Q・延岡市の環境対策について「延岡市では、環境問題についてどのような具体的な取り組みをされているのか?」(延岡市・首藤市長の答弁)Q・延岡市の環境対策について「地球温暖化の原因と言われている温室効果ガスの削減のために、ごみの分別収集をさらに進めるとともに、新しくできる(延岡市の)清掃工場では、ごみ焼却発電を行う事にしている」延岡市では、中学生から出された意見を、今後の市政に反映させたいとしています。
最先端の科学技術を学ぶ、「ジュニア科学者の翼」に参加した中学生たちが、5日、延岡市役所を訪れ、視察内容を報告しました。この事業は、優れた科学者を育てようと、毎年行われているもので、今年は、延岡市と日之影町の中学生12人が、7月29日から4日間の日程で、東京とその周辺にある、企業の研究所や科学施設などを視察しました。5日は、参加者全員が、延岡市役所を訪れ、首藤市長に、視察の内容や感想などを報告しました。これに対し、首藤市長は「今回の体験を将来に活かし、さらに科学技術に興味を持ってください」と激励しました。(参加した中学生は)「難しい内容が多かったけど、いろいろな科学技術の体験ができて、分かりやすく楽しく学習できた」参加した中学生12人は、8月11日に、延岡市で報告会を開くことになっています。