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「サミット警備終え、ほっと」高橋清孝北海道警本部長が離任
7月の北海道洞爺湖サミット警備を成功に導き、7日付で警視庁警備部長に異動する北海道警の高橋清孝(きよたか)本部長(51)が5日、離任の記者会見を行い、「サミット警備を無事終え、ほっとしている。サミットを平穏に開催できたことは、北海道にとって大きな財産となった。それに少なからず貢献できたと思う」と振り返った。
高橋本部長は昨年8月、警察庁警備課長から道警本部長に着任。サミット総合警備本部長として期間中、北海道警のほか、警視庁など全国から応援にきた“オールジャパン”の警察官計約2万1000人を率いた。
高橋本部長は「警備というと、機動隊やかっこいいSP(警護員)、白バイなどが前面に出てしまうが、いわゆる兵站部門の前面に出ない職員の活躍がありがたかった」と述べると、サミット期間中、計約50万食の部隊員の弁当補給にあたった女性職員の活躍を例にあげ、後方支援を担当した警察官の労をねぎらった。
本部長としての在任期間は約1年。「短い期間だったが、中身は充実していた」と述べる一方で、「心残りは(道内)69警察署中、41署しか回れなかったこと。かなり意識してハイペースで回ったんですが…」と広大な北海道の全域を回りきれなかったことを残念がった。