やっと更新です。
結局原稿は締切を遅らせ、週をまたぐことになってしまいました。
スタッフの皆さん、すみません。
騒動のお詫びも兼ねて編集部に原稿を届けに行きました。
ブログを見て心配した知り合いや関係者の方から、自分の所だけでなく編集部にまで連絡をいただきました。
あちこちに電話してお詫びです。
もう、本当に申し訳ありません。
このブログを見て、心配して編集部に連絡をくれた方にもここでお詫びします。
申し訳ありませんでした。それから、ありがとうございます。
初めて経験する、実名を公開しての一対多数の論戦は想像以上にこちらの心と体にこたえました。
正直、怖かったです。
寝られないし、食欲は全く無くなるし、変な汗が止まらないし。
一生懸命冷静に、誠実な態度で応えようとしたのですが、結局無理でした。すみません。
あげく感情がコントロールできなくなって、自己嫌悪でパンクするはヤケを起こすはと散々です。
何をやってるのかわかりません。
人間的な未熟さを露呈してしまいました。
もう「私」なんて一人称使わないことにします。
実は担当さんもブログを読んでいて、こちらの様子がおかしくなっていくのを心配して見ていたそうです。
「もっと早く連絡していれば」と謝られてしまいました。
謝らねばならないのはこちらのほうです。
何も知らずコンシェルジュを読んでいたファンの方にも本当に申し訳ありません。
こんな騒動を起こしてしまい、本当に迷惑だったろうと思います。
ですが人との信頼やつながりの大切さを描く作品に携わりながら、昔お世話になった人達が理不尽な叩かれかたをしているのを知らんふりはできませんでした。
少しだけ、我慢をしてください。
もうパンクしたりヤケを起こしたりもしません。
お願いします。
僕は個人的に知り合いに話を聞いて回っただけで、小学館がこの件で積極的に外部工作してるなんてことはありません。
今回本当に後悔したのは、中途半端に興味を煽るような書き方でこの件を扱ったことです。
これは小学館側にも雷句さん側にも、ここを読んでいる人達にも失礼だったと思うので、きちんとここで謝罪しておきます。
申し訳有りません。こういう書き方は二度と、絶対にしません。
今回の訴訟への個人的な意見ですが、僕は雷句さん側の取引先を訴えるという行動にも、編集者を名指しで批判するという行動にも賛成できません。
これはなるべく明言したくなくて、反対の立場だけ明らかにできれば良かったのですが、かえって何か背後で巨大な陰謀が動いているような書き方になってしまいました。
これも反省しています。
結局誰も何も言って来てないのですが、自己嫌悪で潰れてしまいました。
本当に申し訳ありませんでした。
今後際どい題材を扱うときは、信頼できる人に文をチェックしてもらうことにします。
ブログは続けますから、問題があった時にはちゃんと対応します。
ただ担当さんと相談したんですけれど、コメント欄は非表示にします。
迷ったんですがコメント欄の内容は責任とれませんし、こちらに批判的なコメントを載せておくと「こんなに攻撃されてる」と印象操作してると言われるし、消したら消したで「不都合なコメントを消した」とか言われるし。
内容はちゃんと目を通しています。
散々な結果でしたけれど、右から左まで「小学館を叩け」の風潮の中で反対意見を述べられたことは少しだけ意義が有ったと思います。
今回僕がパンクして大恥を晒したことで、それまでと桁違いの人がアクセスしてくれるようになりました。
意図してやったわけじゃないんですけど。
業界関係者の人も大勢見ていたらしいので、これから僕が業界の人と会うたびにブログの話題を振られることが多くなるかもしれません。
僕はそこできちんと説明して、お世話になった編集さんたちの名誉回復をすることにします。
最初からそうすべきでした。
僕が心配した人達は、みんなネットで何を言われようが揺るがない信頼関係の中で仕事をしていました。
僕の方が心配した人達に逆に心配をかけてしまったようです。
今回バンチ編集部に足を運びましたが、「謝罪はいらないが、顔を見せて安心させるという意味ならば来て欲しい」と言われました。
グダグダな有様でしたが編集部は僕がまさかサンデーの編集さんをかばうとは思っておらず、驚いたみたいです。
僕も編集部のこの言葉には驚いたんですが。
そこで事の顛末も説明しておきましたが、結構日記で際どいことを書いているのに度量の大きさを見せてもらいました。
恥ずかしい限りです。
漫画はある程度「おれが、おれが」という所が無いと雑誌に迷惑をかけるのですが、ここの所それをちょっと肥大化させすぎていたと反省しました。
作家は自分だけが苦労している・させられていると思いがちです。
ですが実は編集者や出版社側だって同じくらいの苦労はしてます。
ミスだってあるし感情が衝突することだってあります。
人間関係を構築する力も漫画家には必要なんだなと今回改めて痛感しました。
これからは編集部と協力して、できる限りのことをやっていきます。
かける恥は全部かきましたし、もう取り繕う必要も有りません。
ここからまた始めます。
みっともない所もお見せするでしょうが、逃げたりしません。
2008年08月05日
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