5日午後1時40分ごろ、山口市八幡馬場の山口赤十字病院で、NHK山口放送局の取材クルーが使用していた照明機材により火災報知機が作動する騒ぎがあった。病院が5分後に火災でないことを確認、患者への影響はなかった。
病院によると、同放送局が東棟1階の相談室で看護師を取材中、照明機材が高さ約2.3メートルの天井に設置された火災報知機に近付き、報知機が熱に反応して作動し、自動的に異常を知らせる館内放送が流れた。職員が火災でないことを確認し、改めて館内放送した。
当時、手術前の麻酔を施した患者が3人いたが、院内のマニュアルに従い手術着手を停止し、10分後に再開した。また、エレベーターが10分間停止したが、人は乗っていなかった。
NHK山口放送局の落合英俊・副局長は「患者や病院のみなさんにご迷惑をおかけし申し訳ない。今後は取材に細心の注意を払いたい」と話している。【諌山耕】
毎日新聞 2008年8月5日 23時43分