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医師不足:地域医療対策求める 増員希望の国公私立大に

 政府の「骨太の方針08」で大学医学部の定員を早急に過去最大規模(8280人)に増員する方針が盛り込まれたことを受け、文部科学省は5日、国公私立大に対し、09年度の増員希望がある場合は地域医療に貢献する取り組みの計画を提出するよう求めるとともに、定員変更の申請期限を10月末(通常は6月末)まで延長することを伝えた。

 09年度の入学定員を08年度(7793人)より487人増やすのが目標で、増員に伴う人件費や設備費などの財政支援を09年度予算概算要求に盛り込む。対象は医学部のある▽国立大42校▽公立大8校▽私立大29校--の計79校。

 「医師不足が深刻な地域や診療科の医療を担う医師の養成プログラム」など取り組みの計画を9月22日までに提出することが増員の条件。文科省が計画の実効性などを審査し、年内にも認可する。

 また私立大が歯学部定員について政府目標(98年度比10%)を超えて削減する場合、超過分を医学部の定員増に充てることも認めた。【加藤隆寛】

毎日新聞 2008年8月5日 20時03分

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