米玩具小売り大手トイザラスと米消費者製品安全委員会は30日、トイザラスが販売していた中国製のお絵かきセット「イマジナリウム・ウドゥン・カラーリング・ケーシズ」を同社が自主回収することを発表した。黒色の水彩絵の具の一部に基準値を超える鉛が含まれており、パッケージの印刷インクにも鉛が含まれていたためだという。健康被害はこれまでのところ報告されていない。 トイザラスは問題のお絵かきセットを香港の販売会社FPLグループの系列会社から購入していた。製造元は中国、寧波の製造会社。トイザラスは声明の中で販売会社との関係を直ちに解消したと述べている。 セットには、クレヨン、パステル、色鉛筆、フェルトペン、水彩絵の具、パレットなどお絵かき用具213点が含まれており、木製のケースに収められている。 幼少期に鉛への暴露があると、知能の低下、活発性過度、注意欠陥障害などにつながる恐れがある。 トイザラスは、2006年10月から今月まで全米で問題のセットを約8,300点販売していた。同社はセットを合計で2万7千点購入したという。同セットは、2007年4月には安全試験に合格していたが最近行われた再試験で問題が発覚した。 同社は「トイザラスは、当社の安全基準を満たす製造会社とはすべて取引関係を継続し、安全の観点から少しでも疑問が見られる場合には直ちに断固たる行動を取る」と述べている。 トイザラスは、今月初めにも中国で製造されたビニールのよだれかけが同社の基準値を超える鉛を含んでいたことから、予防措置として16万点を店頭から撤去していた。 7月には、玩具製造大手の米マテルが人形やミニカーなどの中国製のおもちゃ1,900万点を自己回収している。マテルが回収した製品は、塗料に鉛が含まれていた。