ミクシィ:今9月中間期、純利益9億円に上方修正。データセンター関連費用の削減などが寄与。mixiモバイルは月間88億PVに。

【8月5日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 ミクシィ(東1:2121)は5日、2008年9月中間期(非連結)の業績予想を修正し、純利益を従来予想7億5000万円から9億円(前年同期は9億8200万円)に引き上げた。データセンターに関する費用の削減や新サービスにかかる費用の見直しが寄与する。

営業利益は同14億円から17億円(同18億1300万円)に、経常利益は同14億円から17億円(同18億2100万円)に、それぞれ引き上げた。売上高は従来予想を据え置いた。

同日発表した2009年3月期第1四半期(4-6月)決算(非連結)によると、売上高が28億8300万円(前年同期は21億4900万円)、営業利益が10億1000万円(同9億1100万円)、経常利益が10億1300万円(同9億1300万円)、純利益が5億5000万円(同4億9600万円)だった。国内最大のSNS「mixi」のユーザー数は6月30日現在で約1490万人、月間ページビュー(PV)は、パソコン経由が約48億PV、携帯電話経由が約88億PV。「mixiモバイル」の広告やユーザーの属性によって配信が可能なバナー広告の販売が好調に推移した。

通期予想については、広告市場の先行きが不透明であるとして、従来予想を変更していない。【了】