約20カ国・地域の国会議員や民主活動家が参加する「中国・アジア民主化支援世界大会」が4日、東京で開幕、亡命チベット代表者議会(国会)のカルマ・チョペル議長は基調講演で「中国の急速な発展は民主化の側面にも影響を与えている」と述べ、対外開放によって中国人の考え方が民主的な方向に変化していると評価した。
また同議長は「中国を孤立化させるのではなく、関与し続けることで、中国が国際法を順守しなければならない環境を作るべきだ」と指摘。世界の民主組織が団結し、中国に対して行動することの重要性を説いた。
世界大会は06年にベルリン、07年にブリュッセルで開催され、今年で3回目。2日間の日程で、北京五輪が中国の民主化に与える影響などを議論する。【大谷麻由美】
毎日新聞 2008年8月4日 21時42分