2008年 8月 4日 |
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香川用水、10日にも取水制限強化へ
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四国の水がめ早明浦ダムの貯水率低下が続いています。香川用水の取水制限が早ければ今月10日にもさらに強化される見通しとなりました。早明浦ダムの4日、午後5時現在の貯水率は42.3パーセントと平年を約40ポイント下回っています。ダム周辺の先月の降水量は57.5ミリと1979年の観測開始以来もっとも少なく、平年の約1割ほどしかありませんでした。気象台によりますと向こう1週間、早明浦ダム周辺でまとまった雨が降る可能性は低いということで、このままいけば、今月22日ごろには貯水率が0パーセントになる見通しです。こうした状況を受け、香川用水の取水制限について話し合う吉野川水系水利用連絡協議会の幹事会が4日開かれ、貯水率が約30パーセントになる、今月10日にも第3次取水制限を実施することを申し合わせました。
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先月の岡山・香川は高温少雨
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岡山・香川は先月の平均気温が平年を2度前後上回り、降水量も場所によっては平年の1割に満たなかった事が気象台の調べでわかりました。気象台によりますと先月は、平年にくらべて梅雨前線の活動が弱く、太平洋高気圧の勢力が強かったことから気温が上昇しました。先月の平均気温は岡山市が29.0度、笠岡市が27.6度、津山市が26.8度、高松市が29.1度でいずれも平年を2度前後上回りました。岡山市では先月27日に7月としては観測史上最高の38.0度を記録するなど35度以上の猛暑日が12日、高松市では10日ありました。また、降水量も平年より大幅に減少し、玉野市では12_高松市では13.5_で平年の10%に前後にとどまっています。気象台によりますとこの先1週間も晴れる日が多く気温も高めということで、健康管理などに注意するよう呼びかけています。
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石井知事、チボリ公園廃止を提案へ
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倉敷チボリ公園の存続問題で、4日、岡山県議会の全員協議会が開かれ、石井知事は、これ以上の税金投入を避けるため、自ら公園事業の廃止を提案すると述べました。4日の全員協議会は、6日開かれる公園の運営会社、チボリ・ジャパン社の取締役会を前に開かれたものです。チボリ公園の土地代として県は、毎月4000万円を支払っていて、これ以上の出費を止める為、6日の取締役会では流れによっては自ら公園事業の廃止を提案すると話しました。一方で、会社の解散についても提案があれば、賛成するとしています。6日の取締役会で解散が提案されれば、決議に必要な半数以上の取締役が賛成するとみられ、チボリの存続問題は、いよいよ最終局面を迎えます。
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美作市で花火事故、花火師が重傷
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3日夜、美作市で開かれた花火大会で打ち上げ花火が誤って発射され、作業をしていた花火師が重傷を負いました。3日午後8時10分ごろ美作市英田青野の吉野川河川敷で開かれた花火大会で、発射が予定されていない筒から連発の打ち上げ花火が誤って発射されました。この事故で発射された花火玉のうち、1発が近くで作業をしていた美作市の花火師、高田林さん(54)に当たり、ほお骨を折るなどの重傷を負いました。約1000人の観客にケガはありませんでした。この花火大会は美作市のレストランが主催していたもので発射はすべてコンピュータで管理されていたということです。警察は業務上過失傷害の疑いもあるとみて、詳しい事故の原因を調べています。
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食中毒防止を・・衛生巡回指導
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夏場に増える食中毒を防ごうと、岡山市の飲食店で保健所の職員らによる衛生指導が行われました。4日は岡山市保健所の職員のほか岡山県食品衛生協会の指導員など約30人が、岡山駅前の地下街や市内の商店街を回りました。指導員は店内の営業許可証をチェックしたり、食材の管理がしっかりしているかなどを調べ、適切な衛生管理を呼びかけていました。岡山県内では今年になって、O・157などの腸管出血性大腸菌に21人が感染しています。保健所では引き続き、飲食店に対する衛生指導を行い、食中毒の予防を呼びかける事にしています。
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津山線土砂崩落事故で岡山市が控訴
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岡山市のJR津山線で起きた土砂崩落事故を巡る裁判で復旧工事費約2600万円の支払いを命じられた岡山市が、4日、判決を不服として広島高等裁判所岡山支部に控訴しました。この事故は2005年2月、岡山市玉柏のJR津山線で線路脇の山林が約80メートルに渡って崩れ、回送列車が衝突したものです。事故後、JR西日本が山林の一部を所有する岡山市に対して、復旧工事費の一部2900万円の支払いを求め岡山地裁に訴えを起こしていました。岡山地裁は先月22日、JR側の訴えをほぼ認め、、岡山市に復旧工事費の一部約2600万円をJRに支払うよう命じる判決を言い渡していました。控訴の理由について岡山市は「列車の安全運行にかかる費用は管理するJRが負担すべき」と改めて争う姿勢を示しています。
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