岡山放送局

2008年8月4日 23時54分更新

環境学ぶ教室


子どもたちが、紙のリサイクルや下水処理の仕組みなどを見学して環境について学ぶ教室が岡山市で開かれました。

この教室は子どもたちに環境への関心を高めてもらおうと、岡山県が開いたもので、岡山市や倉敷市などに住む小中学生とその親あわせておよそ30人が参加しました。

一行はまず、紙のリサイクルを行っている岡山市内の製紙工場を訪れました。

はじめに、工場長から、この工場では段ボールや新聞などの古紙を材料に1日におよそ500トンの再生紙をつくっていることを教わりました。

このあと、工場内を歩いて回って古紙を溶かす作業などを見学し、古紙がどのような工程を経て新しい製品に生まれ変わるかを学んでいました。

続いて、一行は玉野市に移動して県の浄化センターを訪れ、下水を処理する過程について学びました。

子どもたちは、処理される前の下水の透明度やにおいを確認したあと、水の汚れを分離する沈殿槽や微生物の働きで汚れを分解する処理槽など、ひとつひとつの設備を見学しました。

そして最後に、処理された下水がどのように変わったかを確認し、透明度が増し、においもなくなっていることに驚いた様子でした。

岡山県では今月20日にも、子どもたちを対象に環境について学ぶ教室を開くことにしています。