民主党が、就任したばかりの自民党の麻生幹事長に対し、「民主党をナチスになぞらえた発言をした」として反発、発言の撤回を求めています。
「1930年代、ドイツではナチス党がやたら出てきて、当時のワイマール共和国に対し、度々審議拒否。しょうがない、この際ナチス党にやらしたらどうだといって、ああいうことになった」(自民党 麻生太郎 幹事長【就任前】)
麻生氏は先月の講演でこのような発言をしていましたが、4日、民主党出身の江田参議院議長と会った際、これとほぼ同じ内容のことを述べたということです。
江田議長はその場で「今の日本国民は民主党をそのようには考えていない」と反論しましたが、民主党の鳩山幹事長は、「民主党が政権をとったらナチスのような政治を行うかのような印象を与えかねない発言だ」などと強く反発、発言の撤回を求めました。
一方麻生氏は、記者団に対し、「民主党は参議院できちんと審議をすることが大事なのではないかという当たり前の話をしただけだ」と説明しました。(04日23:21)