茨城県利根町のスーパー前で昨年8月、男性を殴って死亡させたとして傷害致死罪に問われた住所不定、元毎日新聞販売店従業員、高橋光太郎被告(25)に対し、水戸地裁土浦支部は1日、懲役5年(求刑・懲役9年)を言い渡した。伊藤茂夫裁判長は「感情の赴くままの犯行であり、危険で悪質だが、自首し、反省もしている」と理由を述べた。
判決によると、高橋被告は昨年8月26日午後3時40分ごろ、スーパーの飲食コーナーで仮眠中、同県取手市双葉2、酒店経営、青柳進さん(当時67歳)から席を空けるように言われて立腹。青柳さんの後頭部や顔面をひじ打ちするなどして、くも膜下出血などで死亡させた。【扇沢秀明】
毎日新聞 2008年8月2日 東京朝刊