Battle Online

オンラインアクションゲーム・FPSの話題を中心にお送りします
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SteelSeries マウスパッド ブラック 科学繊維製 250(幅) x 210(奥行) x 2(厚)mm SteelSeries Qck mini
SteelSeries マウスパッド ブラック 科学繊維製 250(幅) x 210(奥行) x 2(厚)mm SteelSeries Qck mini

サイカンバージョンをしばらく使ってるけど個人的にはいい感じの使用感。安いので汚れなどですべりが悪くなってきたら買い換えるぐらいの感覚がいいかも。
W220S HYUNDAI W220S : 824314003720

HYUNDAIの3D対応液晶みたい。BF2142のデモとかがバンドルされているということはXP対応かな?
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クソゲーのつくりかた
ウィンディXウィンダムのネタも匿名掲示板がスレッド移ったら書こうと思っていたがあまりのヒドさに”ニンスタ切れ”みたいな論調でちっとも進まないのでしょうがないので書いてみる。なんか降魔霊符伝イヅナ オフィシャルアートワークスなるものが出るらしいので、もしかしたらこの本で会長のお話が有料で聞けるかもしれないし、それならその前に書いておきたいからね。w

そういや在籍時に結構イライラして会社の悪口も結構書いたが、自分で消したみたい。確かこんなことを書いてたっけ?

・入社まで1ヶ月以上待たされた。
・会社に入ると携帯のゲームのチェック作業を深夜3時とかまで手伝わされた。(当然のような態度)
・夜8時ぐらいに帰っていると、夕飯休憩抜きでも最低10時(普通は夜の12時前後らしい)までは働かないとクビにすると脅された。その際、方向性を検討して作成していたデータに下手だのなんだのと難癖をつけてきた。
・給料は翌々月支払い。
・会社のスタッフは携帯アプリ以外の経験がない素人。イツナ1の中核スタッフは人間関係を理由にすでに辞めていた。
・開発環境なし。社内自作ツールなし。(イベントエディターぐらいは作ってたかもしれんが)他社製有料ツールなし。開発環境も2ヵ月後到着。
・そもそもどうも言葉が通じない。(携帯アプリ語、バンクのことをヒープとか言う)
・素人なのでやってあたりまえのことをしない。する為のスケジュールがそもそもない。
・512*512がほぼ埋まるパターン数の8方向操作キャラを一週間2体。新作成の敵キャラなら2日、修正なら1日2体とかひどいペースでの作業。
・進捗会議などしない。社内のでの会社に関係ない会話も休憩時間以外厳禁。
・早く終わったら当然仕事を押し付けられる。当然のように。そもそも本来だれがやるはずだったのかはっきりしない(いつのまにかサーバー内のエクセルデータが書き換わってるだけ)のでサービス残業したとしても誰も恩など感じない。

う〜ん。まだまだ書けるところはあるが、長くなりそうなのでこのへんで。こんな会社なのでデザインができていないもの以外のキャラ系作成が大体終わったので逃げた。

ニンジャスタジオという会社に対しては結構ネガティブなことを書くと思うが、あくまでこんな風な人間が書いていることを差し引いて、おそらくこんな作り方をしたんじゃないかという推測だということをご了承ください。

■企画書作るぞ!
この会社には自称企画マンがたくさん居ます。しかし企画などはしません。
エクセルをずっといじって、スケジュールやシナリオの切り貼りをします。
普通なら自分の作りたいゲームの企画書などを書いてくるところなのでしょうが、深夜11時以降でないと自由な時間は取れません。でも戦国ランスはやっているようです。(笑)
しかし自称主要取引先に企画書をもっていって通さないと金にならないので、忙しい合間を縫ってサービス残業で企画書をでっち上げます。

・材料
 自社のケータイアプリ
 吉田音キャラクターデザイン(社長命令)
 無闇に少ない制作費”人月”予想(なぜか”ディレクター=社長”含む)

これだけです。
ウィンディXウィンダムの場合、おそらく元アプリはBATLLE HEROINE・・・と思いきや、封神霊符激闘・・・起き上がりにガードできない仕様から間違いない。(まあ会社での会話を聞いただけなので、最終的に直ったのかもしれんが)
けどあのゲーム格闘というよりはスマブラのパクリのはずだが。

■企画書に書いたことは、面白くなくても実現します
企画を通したいので、製作スタッフの数も考えずに登場キャラが8人とか、何も考えずに書いてしまいます。調子に乗ってイヅナも参戦とか書いてしまいます。
企画書に書いてあった携帯アプリをDSに移植するだけでプログラマーは終了です。つまらないとか関係ありません。企画書どうり激闘そっくりです。

問題はグラフィック。少ないスタッフで10キャラ+背景+エフェクトを作らなければいけません。イベント?なにそれ?

・スケジュールの計算式(2Dドッター編)
キャラ数*モーションの種類/残りの作業時間を夜12時まで働くと誓約させて雇った専門学校生の数

できました〜!!
しょぼくて遅れた人の分は誰かが当然のようにカバー”させられます。”
これを純正のしょぼくれたDS用ISキャラでモーションデータを作ります。
ちなみにドッターの為のターゲットマシン(実機で表示する)など一切なので、学校で教えてもらったフォトショップとイメージレディでドットを打ちます。人によってはタブレットを使います。さすが携帯アプリメーカー!

■キャラクターデザインも発注
社長(会長)命令のトップダウン方式で必ず企画書に入れられた「キャラクターデザイン 吉田音」の文字。
しかし先生は非常に遅筆です。急がせると余計に焦ってさらに遅くなります。
これだけ書くと吉田音が悪いみたいですが、どうも単純なものではなさそうです。
以前社長と役員が吉田センセーのギャラのことを話しているのを小耳にはさみました。
「いえ・・生活するには十分のギャラのハズですが。」
こんな感じのことを言っていました。フリーランスの人間はそれなりに高くないと仕事がない時期の生活ができないのですが、あの給料が安いで有名のニンスタが”生活費程度”しか払ってないというのであれば、そりゃ相当安いのでしょう。・・・・・かわいそうすぎる。

とはいえ遅筆でどうも才能もなさそうなのがビミョーなところ。
弐のボスは新キャラでなければいけないのだが、あまりにデザインが来るのが遅くて仕事が止まり、結局逃げる前までにボスのデザインを見ることはありませんでした。
しかし後で発表されたデザインを見たところ・・・テキストでのイメージ資料そのままでなんのひねりもなく、主人公も結局コスチュームは変わりませんでした。何のためにオレのスケジュールグチャグチャになってたんだ?
まあアームスト○ング少佐だねと話してたキャラは本当にアー○ストロング少佐でした。

したがって企画書のイメージにギルティギアのアレっぽいような説明が書かれていればそのまま描いちゃいます。まあギャラも安いし、遅筆過ぎて時間もないのでいろんな意味でしょうがないよね。

■開発スタッフは格闘ゲームに精通している(訳はない)

なぜキャラがギルティっぽいかという部分にひとつ思い当たる節がある。
大阪の開発室にニューバーサスシティの筐体とギルティギア(確かシャープリロード)のゲームが鎮座しておられました。
だが私語さえ厳禁のあの会社で当然遊ばれていることはなく、電源が入っているのを一度も見たことがないのだが・・・どうやら以前のイヅナ1の中核スタッフ(バトルヒロインも制作)が引越しの際もっていけずに置いていったものらしい。
そのことを聞いたのは花見の時だったか?

まあちょっと離れていた場所でそんなことを話していたので全体を聞いていたわけではないが、”紙装甲”としか呼ばれないキルティ唯一のニンジャキャラが少しかわいそうだった。
どうやら”チップ”の名前がその近くにいたスタッフは思い出せないらしい。
まあ私もギルティは無敵付加マッパや起き上がり無敵付加吸血の練習ぐらいをした程度の知識しかないが、さすがにキャラ名ぐらいはねぇ。
そんな人たちのことなので、当然ゲーム性やキャラクターの見た目の特徴を生かした新しい攻撃を思いつくはずもなく、前述のキャラクターデザイナーの無闇な純粋さも手伝って、ポチョムキンはポチョムキンです。

■デバッグなどしません。
当然そんな人たちがデバッグやテストプレイしてノックバックや起き上がりガード不能やつながってなくてもコンボ表示になってもまったくおかしいとは思いません。つーか激闘でガードできないことが分かってても修正が間に合わないなら仕様ですと言い張る人たちですし!
そんな感じで彼らにとってのデバックとは、KD○Iの公式コンテンツとして掲載されるための”検証作業”です。
はっきりいって修正するヒマなどまったくありませんし、普通の業務すらキッチリ深夜まで作業時間が詰め込まれます。
仮にバグを発見しても”クソ・・今頃バグを見つけやがって”と疎まれます。つーかどうせ直さないでそのまま通します。
そういや某アプリのバージョンアップ用の検証作業を手伝わされて見つけたアレもそのままだったし・・・何のために深夜まで手伝ったの?って感じというか、それ以前に産地偽装みたいなすごい悪いことをしているような気分になったよ。

まあデバッグ会社は使ってるだろうが、結局のところ時間契約だし、ニンジャが金だしてるとは限らない。つーか検証さえ社員にやらせるんだからニンジャもちだったらやるはずがない。絶対。w
ということでサクセス側のディレクターが必死に一人でやるだけです。
修正してほしくてもスケジュールや予算の責任があるので言い出せません。

そんなギリギリの制作をしているので申し訳程度のデバッグしかやってないのだろうと。

■発売です。あんな給料分で深夜まで働いたので義務は果たしました。
・・・まあこんな気分なんだろうね。こうなることをスタッフ予想してなかったのか?と言えばそんなことはないのだろう。
ゲーム系専門学校生などが面接時によく言う言葉・・
「何でもやります!何でもできます!!」
>何でもやらされるんだよ。安月給で深夜まで働かされて、それが”当然”って顔をされる。
>本当に何でもできたら面接でアピールする必要なんかないよ。性格悪くても引く手あまたのスーパークリエイターです。


でもこういう人たちを本当に採用してはゲームを作る。
結局は専門学校生の”卒業制作レベル”で、深夜まで働かされるので技術がまったく上がらない。
ゲーム制作の現場で学べるノウハウってのは結局”早く仕上げる能力”なんですよね。それに失敗しないためのスタッフ同士の密なコミュニケーションと(遅れて手伝ってもらう時の)思いやりがゲームを良くする。
だからデザイナーなら普通は手が遅くても上手い人を採用する。
上手くなるには技術力向上というよりもセンスを磨く必要があるんだけど、それが分かってないんだよなぁ。

つーか、ニンスタにはゲーム制作に必要なすべてがなかったということなんだよね。(給料が安いことなど入る前から分かってるんだから、私だってそういう理由では辞めてないだろうし)

まあなんだ。そういうことだ。
信じるかどうかはあなた次第ですが、タブンこうすれば今年度最高のクソゲーを誰でも作れるはずです。(苦笑)
| 雷 将斗 | ゲームコラム | comments(0) | trackbacks(0) |









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