自民党の麻生太郎幹事長は4日、国会内で江田五月参院議長と会い、就任のあいさつをした。同席者によると、江田氏が「自民党から民心が離れている」と指摘したのに対し、麻生氏は「歴史を見れば政権与党から民心が離れた結果、ナチスのような政党が政権を取った例もある」と強調した。
民主党は同党をナチスに例えたと受け取ることができるとして反発。鳩山由紀夫幹事長は同日、都内で記者団に「許し難い発言だ。撤回を求める」と厳しく批判した。麻生氏は記者団に「意図的に曲げて言うのは良くない」と、真意とは異なるとの認識を示した。(23:23)