Ｒeichin　Ｐaradise

２週間ほど前に、そろそろタイムリミットだろうと、モードマリエさんにウエディングドレスの発注のお願いの電話をした。
号数発注という形になるそうで、その確認作業に今日またまた荏原中延へやってきた。

と、その前に東京駅で相方ママへの貢物を見繕う。
関西は何かにつけ、付け届けの文化だと思う。私は基本的に誰かの家に行く時には(余程親しくない限り、若しくは単身者同士以外)手土産必須、という土壌で育った。そういう細かな所でも微妙な見栄が交錯し、相手の心証を左右する。
最初の相方実家訪問(2004年10月)から３年半余り。
パパママの誕生祝いとお中元お歳暮は欠かせない。と言うより、むしろ１度やり始めたら途中で打ち切ることなど出来るハズもない。途中で放棄するくらいなら、最初から何もしない方が余程賢明だ。
「気ぃ遣わんとってぇ〜」と、毎回到着すると相方の所に電話が来る。
しかし、その言葉を鵜呑みにしてはいけない。よく言われる、京都の「ぶぶ漬け」と一緒だ。言葉を額面どおりに受け取ったら、エライ目に遭う。自分の居る立ち位置を常に確認し、相手の真意を汲み取らねばっ。

ここで、ふと弟くんのお嫁ちゃんのことが気になる。関西生まれの関西育ちの私でさえしんどい人達とちゃんとやってけるのかなぁ。
お嫁ちゃんは北海道出身だそうだ。で、就職して京都に来たらしい。京都・・・・あれもまた独特な人間関係形成力が必要な街だし、大丈夫だよな、きっと、多分。
ママとお嫁ちゃんとが揉めたところで、こっちに余波が来ることはまずないが、それでも気になる。尤も、周囲の人間がヤキモキしたところで、当のお嫁ちゃん不穏な空気に気付けない。って可能性があるだけに、不安も倍増。
お嫁ちゃん本人を知らないだけに、余計なんだろうが。

さて、今日はママの還暦祝い。
因みに、貢物は毎回お菓子と決まっている。好みのうるさいパパママに形に残るものを贈るのは、まだ私のステージでは無理。食べて無くなってしまうお菓子程度が丁度良いのである。
銀座にでも行くかと言う私に、相方は東京を推した。何でもこの前、打合せで入ったKUA'AINAのハンバーガーが美味しかったので行こうというのだ。
丸ビルのもお菓子屋が色々入ってるので、たまには目先を変えて行ってみることにした。

オススメのハンバーガーは、デカかった。アメリカ人の家で食べたバーベキュー時のハンバーガーの味、というイメージ。
アメリカで食べた、アメリカ人に一番支持されているという触れ込みのハンバーガー(In Out Burger)より格段に美味しかった。In Out Burgerについて思うところを書くと長くなるので、少なくとも私の味覚には1mmたりともマッチしなかった。と、だけ。
腹ごしらえも終わったところで、地下へ下りる。

思ったほど店数はなかったが、普段の行動範囲にはない店がちらほらあったので、今回はMOCHICREAMに決定。
唯一の配送可能品の１２個入りにしておいた。
明日届くそうだが、食後の感想はどうなんだろう。やっぱり、１つ２つ買って食べてみてからにすればよかった、と後で後悔。

マリエさんには約束の16:00を少し回った辺りに着いた。
２回目の訪問はやっぱ馴染む感じだな。
さくっと２着ほど着てみてサイズ確認終了。30分かかってないかも。
これからまだ痩せる予定なんだけど、と言うと相方に、きっと無理だから、と一蹴される。
人の努力認めろっつーの。

内金の支払いや何やで、隣の和装コーナーへ移動してお茶を出してもらう。
すると徐に、担当のＳさんが打掛を数枚出してくれた。
その出してくれた相良繍の打掛が素晴らしい。完全手織りの相良織りのものもあった。もともとマリエさんは呉服が専門だったそうだ。なんでも、もうこんな仕事の出来る職人さんは居ないんだとか。
日本の伝統工芸が廃れていくのは何とも残念な話だ。

パニエや靴や小物についてはドレスが上がってきた時に考えることにして、今日は服とセットの髪飾りをお願いした。
これで大物が１つ片付いた。後は、適度に痩せるのみ。白のサイズもう測っちゃったしね、激痩せはダメダメ。笑

しかし、ホテルの担当者はまだ決まらない。
大丈夫かなぁぁぁぁぁ。

今日は相方の弟くんのお披露目会。
今朝、相方はマオカラーのスーツを着て出勤である。
通勤にその格好、どう見ても浮くでしょ・・・。
とは言っても、弟の晴れの日にヨレヨレスーツじゃみっともないし、格好も付かないから仕方ないんだが。

天気予報に反して、雨はそんなに降らなかった。
ジューンブライドって日本にそぐわないと思うケド。だって何てったって梅雨だし。
４月５月か11月辺りが気候的にまだイケてると思う。寒すぎず暑すぎず、比較的雨も少なめ(菜種梅雨除く)。

19:00〜のお食事会の前に、桂由美で両親２組と新郎新婦は写真撮影会だそうだ。
聞くところによると、お嫁ちゃんは相方の実家に行った時、随分カルチャーショックを受けたんだとか。
割と大きい日本家屋で、確かに金かかってんなぁ、という造作だが、出てくるパパママが意外とボロッちい服装(普段着には無頓着)で出てくるので、そんなに風体的には敷居が高くはないように思う。しかーし、お嫁ちゃんは事前に弟くんからどんな話を聞かされていたか分からないが、ママのパパ＆息子賛歌にはちょっとびっくりしたに違いない。
現に私も一回しか行った事がないが、いたたまれない気持ちで胸も気持ちも一杯だった。
臆面もなく他人に身内の自慢が出来るって、本人的には凄く幸せなんだろうな。ある意味、アメリカナイズされてる感じ。ただ、そういう文化に免疫のない日本人の多く(私を含む)は、自慢返しが出来ないためお尻の座りが悪くなる。(尤も、ここだけの話、自慢返しを試みたところで聞いてはもらえないだろうが・・・。何せ彼の御家庭は選民思想(言葉が悪いように思うが他に適当な言葉が見当たらないので・・・)が徳川家張りに強い←推測)

そう言えば、今日のお食事会でもご自慢話に花が咲いたらしい。
あーあ・・・って雰囲気だったよ。向こうのご両親が可哀想だった。(長男談)

何となく、雰囲気わかるかも。
パパママに悪気はないし、むしろ若夫婦を鼓舞してるつもりなんだろう、とは思う。
でも、向こうの親を前にしてそれはちょっと辛いかも。
うちの場合でもそんなんだったらどうしよう・・・・。
まぁ、なるようにしかならないんだけど。

そんなこんなで、相方の御帰還は午前様。
引き菓子にやたら沢山のマカロンを持って帰ってきた。しっかり御両家のお名前入り。
緑文字って食欲湧かないんですけどね〜。笑

お食事会場での記念撮影(ポラ)を見る。
お嫁ちゃんも弟くん(話ばっかで見るのは今回が初めて)も想像してたのとかけ離れていた。
相方と居る限り、好き嫌い関係なく切っても切れない関係になったこの２人。
そのうち４人で食事にでもという話も浮上。
どうなるんだか、全く暗中模索である。

ゼクシィが立ち上げている花嫁カフェっちゅー花嫁さん達のＳＮＳがある。
私も登録していて、他のプレ花嫁さんや新婚花嫁さんの日記や写真やテーマ毎の板の書き込みなんかを見ている。
が、どうも、違和感を感じる。

まぁ、私があっちじゃなくてここでブログってるのもその理由の１つなんだが、リクルートが言語規制・検閲の体制を敷いているのが気に食わない。
企業が提供している以上、企業利益の追求は止むを得まい。
しかし、「花嫁の為に」というお題目を掲げている以上、リクルートに広告料を払ってくれる企業の顔色ばかり伺う姿勢ってどうなんだ？と思うのである。

投稿記事に対する制限として、特定の個人や企業・団体への誹謗中傷や苦情を掲げている。まぁ、これは分からないでもない。苦情は直接相手に言ってくれって事だろうし。要らんトラブルの火種は持ち込むなってことだろう。
しかし、式場その他に関する料金や見積りの金額は出すな、だの、他の登録会員とのトラブルになることは書くな、だのと、細々と書き連ねてある。
そして、その最たるリクルートの傲慢が、「運営者が削除が適切と判断したもの」だそうだ。
リクルートはこれらの検閲項目に引っかかったものは、リクルートによって勝手に編集・削除する旨を宣言している。
肖像権や著作権・個人情報の観点からと言って、本人が載せてる本人の写真を削除したりして、祭りになりかけてもいた。

ところが、利用者の花嫁の皆さん、どういう訳かこの決められたルールに従順に従っていらっしゃる。
フツー、イラッとこないもんなのかなぁ。
そういうトコにムカついてるの、私だけなんですかね？

要は、投稿記事全てリクルートの客である会場や衣装屋やその他関連企業の都合の良い所だけを書けってこと。
そんなの何の意味もないじゃん？
利用者・消費者の立場で一番知りたいトコって何処よ？って話。良いトコよりも悪いトコが知りたいと思うと思うんだが。
誰だってババ引きたくないでしょう？

そのリクルート規制があるせいかないせいか分からないが、投稿記事や掲示板を読んでいても全く私の結婚式に対する疑問は晴れないのだ。
誉め合いの薄ら寒い女の園。

リクルート自体、結婚業界を良い方向へ牽引する気が少しでもあるのなら、運営の仕方を見直すべきではないかと思う。
オタクらプロだって言ってんでしょ？ＳＮＳに介入してきたらいいじゃん、アドバイザーとして。躍起になってクライアントの顔色伺ってないでさ。

どうなの？リクルートさん。