「東京ビッグサイト」で起きたエスカレーターの事故で、ブレーキの限界を超えた重さがかかり、エスカレーターが逆走をした可能性があることがわかりました。
これはJNNが新たに入手した事故発生時の映像です。手前が上り、奥側が下りのエスカレーターですが、上にあがっていくはずのエスカレーターが滑るように下がっていくのがわかります。
映像からは、ひとつのステップに3人以上が乗っていたことがうかがえますが、その後の調べで、全体の重さが9.36トンを超えるとエスカレーターのブレーキが効かなくなることがわかりました。
これは体重65キロの成人男性およそ144人分で、この重さを超えるとエスカレーターが下に動き出す可能性があるということです。
こうした重量オーバーが事故の原因とみられ、国土交通省も、全国のエスカレーターの管理者に対し、注意を呼びかけています。(04日20:27)