●再チャレンジ申込数6割減(08/04 16:57:23)
人事院は4日、主に30代のフリーターや主婦などを国家公務員に中途採用する「再チャレンジ試験」の2008年度の申込者数は1万248人と、07年度に比べ59・1%の大幅減になったと発表した。 この試験は、安倍晋三前首相の看板政策だった「再チャレンジ支援」の一環として07年度にスタートし、申込者数の採用予定者に対する倍率は、約165倍を記録した。08年度も171人の採用予定に対し約60倍の狭き門となったが、人事院によると民間企業の採用意欲が依然として旺盛な上、「大々的にPRした初年度より、注目度が下がった」ことなどから応募が減った。 再チャレンジ枠は08年4月1日時点で29歳以上40歳未満の人が対象で、職歴や学歴に制限はない。行政事務や税務など職種ごとに試験を行い、合格すれば国家公務員3種に採用される。 |