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《山田のホームページへのメール》
【自賠の時効は2年では】
相手の過失が大きい事故で怪我をして2ヶ月間通院しましたが、それほど重傷では無かったので治療が終わり示談の段階になりました。・・・・・治療費などは相手の保険会社が支払っておりましたが、相手の保険会社や加害者が不誠実で通院の終了後も何の連絡もなく放置されました。・・・・・3ヶ月経過した最近になり突然、慰謝料などの計算書と示談書が送られてきました。相手の保険会社は私に無断で診断書を取り付けて慰謝料の算出をした様です。送付された封書の中に、『場合によっては時効で保険金が貰えなくなりますよ』と云う意味に取れる内容の手紙が同封されておりました。自賠責保険の時効は2年と聞いておりますが、本当に時効に成るのでしょうか。また勝手に保険会社の担当者が病院から診断書を取り付けることが出来るのでしょうか。
埼玉県深谷市 岩崎 聡 (27才) 会社員
【お答えします】
交通事故でのお怪我に、お見舞い申し上げます。
保険会社の対応や事故の相手の誠意に付いては、個々の姿勢の問題ですのでお答えすることは出来ませんが、治療が終ってから3ヶ月経っての書類の送付は確かに遅すぎます。・・・・・治療費の支払いは大病院の場合は入院以外は保険会社からの直接の支払いを受けない場合が多いのですが、一般の病院では保険会社が直接支払う場合が殆どです。その場合に治療費の支払いの為に病院から『診断書』『診療報酬明細書』を直接取り付けますが、『個人情報』の関係がありますので、保険会社は最初に被害者ご本人から『同意書』を取り付ける筈ですので、岩崎さんも事故直後に提出したのではないでしょうか。相手の保険会社は治療費などを一括して支払いその分を保険会社が加害請求として自賠責保険から回収しますが、その立て替えた分を2年間請求しない場合は時効に成ってしまう事になります。ですから岩崎さんは自賠責保険の時効とは関係ありません。送られて来た文章の内容が判りませんが、相手の保険会社の担当者が勝手に時効になると取れる様な内容の手紙を送ってきて示談を急かせるのであれば問題があります。
(名前は仮名)
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