開始時に進行の方が「録音、撮影は禁止」とおっしゃっていたが、メモ取ったものをブログに載せる事に関しては特に言及されていなかった。とは言っても、本筋の話は主催の方々がまとめられるだろうから、今日の勉強会の中で、出てきたサイドストーリをいくつか紹介したい(いずれも私が意訳している部分があるので、あくまでも私の解釈である事に注意いただきたい)。
このブログをご覧になっている主催者関連の方:
もし、このエントリが思わしくないならば連絡下さい。
少年の指導について。
パネラの方々の発言を以下に抜粋。
中条氏曰く、クラマーさんが以下の如く語ったとの由
「釜本の後継者は必ずいるはずだ。以下をよい指導者が見れば必ず見つかるはずだ。『ボールを持った時にどう動くか。味方が持った時にどう動くか。敵が持った時にどう動くか。マークがついた時にどう動くか。シュートが打てるか。』」
岡野氏曰く
「子ども達の多くは、野球ではなくサッカーをするようになっており、隔世の感がある。しかし、上記クラマーさんが語ったように、サッカーで最も重要なのは『考える事』。日本の教育は『考える人材』育成に欠けるものがあるのではないか。」
杉山氏曰く
「基礎、基本は、頭で理解し、身体で覚えるもの。人の話を聞き、自分で考える事が重要。今の指導者はその事がわかっているのだろうか。指導のライセンスを獲得した事で『自分は優秀だ』と考え違いをしている指導者が多いのではないかと危惧する。」
岡野氏のキャリアメーク
(審判編)
「私は国際審判を目指すつもりだった。ところが、クラマーさんの補佐をする立場になった関係で指導者への道を歩む事になった。」
「私はロコモティブモスクワ戦と実業団選手権決勝では審判を務めた事もある。」
(解説者編)
「私が初めて解説者を務めたのが、日本対ユーゴスラビア。クラマーさんから以下を教授された。『センテンスは短く、チャーミングに喋れ、敵チーム選手の特徴も理解して臨め』。そして、クラマーさんはユーゴスラビア代表選手の特徴を、丁寧に教授してくれた。」
「それにしても、最近の解説者は(以下自粛)。」
あ、自粛したのは、もちろん武藤です。
杉山氏の反復練習の思い出
「クラマーさんが蹴るボールを、トップスピードでコントロール、ニアかファーに正確にセンタリングを上げるトレーニングを繰り返す。」
「釜本は、ニアで呼ぶかファーで呼ぶかサインを出して、飛び込み必ず枠に入れる事を要求される。枠にさえ飛べば、弱くてもGKのミスなどで得点になる可能性がある。」
「クラマーさんのボールは、僕が全力疾走してかろうじて間に合うところに正確に飛んでくる。毎回全力疾走しなければ間に合わない。」
「右サイドは松本育夫さんと渡辺正さん(故人)と2人いるから、同じ練習を交互にやるので休める。左ウィングは僕だけだから休めない、本当に苦しかった。」
岡野氏は、当然ながら長沼氏についても語ってくれた。さすがにこれは書きません。
むしろ中条氏のほうが見も蓋もないことを言っていたのだが、かえって救いようがあるではないかw