 フジモリ氏の応援演説をするデヴィ夫人=19日夕、JR錦糸町駅前 |
デヴィ夫人(67)が19日夕、東京・JR錦糸町駅前で国民新党から参院選比例代表に出馬したフジモリ元ペルー大統領(68)の応援演説を行った。300人以上の聴衆に向かい、「大統領として輝かしい実績があるフジモリ氏が外相になれば、拉致問題も北方領土問題もすぐ解決できる」などと、仰天閣僚プランを披露した。
フジモリ氏の妻でホテル経営者の片岡都美さんと古い友人というデヴィ夫人。チリで自宅軟禁中のフジモリ氏に代わり、都美さんとともに全国各地を応援遊説に飛び回っている。
この日もトークは絶好調。まず、「日本の政治家は苦労を知らない2世、3世が多過ぎる。国家財政の危機を前に、国民から税金をどんどん取ることしか考えていない」などとバッサリ切り捨てた。
そのうえで、フジモリ氏については、「貧しい日系移民の出身ながら、実力でペルー大統領まで登りつめた。大規模な経済改革で超インフレを克服。170年間続いたエクアドルとの国境紛争を収拾させ、極左ゲリラを押さえ込み国に秩序と安定をもたらした」と絶賛したうえで、冒頭の外相就任プランを披露したのだ。
参院選後、国民新党はキャスチングボートを握るとされる。万が一、フジモリ氏が外相になるとすれば、どういった枠組みなのか。
ZAKZAK 2007/07/20