「政民合同會議」臨時会議・活動報告

平成19年8月30日、参議院議員会館において「フジモリ元大統領を救出する会」が開催された。当日は企業経営者や知識人など100人を超す参加者によって会場が埋め尽くされる大盛況となった。
開会挨拶:清水 信次氏
     
 「フジモリ元大統領を救出する会」会長
      
株式会社ライフコーポレーション
      
代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)

清水氏は大学教授から政治家に転身したフジモリ氏の経歴、中でも1996〜97年の日本大使館人質事件における功績を紹介した。フジモリ氏と交流のある清水氏はその人格や能力に強い感銘を受けており、その救出に全力を尽くしたいと述べた。
清水氏
挨  拶:國安 正昭氏
      
前特命全権大使

 
外務省でアメリカ局中南米の外交官として活躍し、フジモリ氏とも交流がある國安氏はフジモリ問題に関し「内政干渉」を楯に煮え切らない態度を取る日本政府の対応を指摘した。そして現在フジモリ氏が拘束されているチリでは司直の判決などいくらでも覆ること、救出にはもうあまり時間が残されていないことを強調した。
國安氏
講  演:二木 暁子氏
     
ジャーナリスト
     
エイアンドエムリーダーズ代表・「Japon en Espanol」発行人

 
南米スペイン語圏でニュース配信サイトを運営している二木氏は、ペルーの報道が極端に偏向しており、日本には正確な情報がなかなか入ってこない現状を指摘した。さらにハイパーインフレの解決や小中学校の建設など、フジモリ氏の大統領時代の功績を紹介した。そして余計な根回しをせず国民との対話を大事にするフジモリ氏の政策が白人層の利権と衝突するものであったこと、問題にされている隠し財産や虐殺などについても証拠が全くなく、疑惑は根も葉もない捏造であることを訴えた。
 
二木氏
続いてDVDの上映、並びに弊会代表・山本善心より挨拶があった。
山本
閉会挨拶:片岡 都美氏
      
株式会社プリンセスガーデン代表取締役社長
      
 
フジモリ氏令夫人でもある片岡氏は、一度は日本で安全に暮らしていた氏が、身の潔白が証明されることを信じ周囲の反対を押し切って帰国し、拘束された経緯に触れた。そしてわずかな特権階級層が大多数の貧困層を支配するペルーの現状に触れるとともに現状のフジモリ氏の苦境と救援の必要性を重ねて訴えた。

(文責/高村 時局心話會事務局)
片岡氏
前へ戻る