救急車を呼ぶほどの緊急性がない患者に、最寄りの医療機関を24時間体制で案内する救急医療情報センター(073・426・1199)の07年度の紹介件数は、2万5288件で、82年度の運用開始以来最多となった。
和歌山市の利用が全体の4分の3を占め、県内の他地域が約20%、残りが大阪府泉南地区を中心とする県外。05年から始めたホームページには10万2249件のアクセスがあった。
一方、県内の消防による救急搬送は4万2760件(前年度4万2284件)で、年々増加している。同センターは「軽症者の救急車利用が問題となっている。センターの利用について知ってほしい」と呼びかけている。【最上聡】
毎日新聞 2008年8月3日 地方版