ジャイアンの攻撃性について考え続ける作業を続けている。
結局「見下す」「かわいそう」と表面的な装いをいくら変えてみても、「自分が上に立ちたい」というジャイアンの中心志向と自己中心性は「蔑む」ニュアンスとしていずれ相手に伝わるわけで、「攻撃性」と何も変わらないように思えてきた。
違うのは、反撃されたときに「そんなつもりは無かった」と逃げたり、逆に「恩知らず」と逆切れしやすい点だけだろう。
だから根本的に、「見えなければ、伝わらなければ良い」ということではなくて、中心志向が存在すること自体を問題にするしかなくなると私は思う。
「相手は相手、自分は自分」という合理的なADHDには当たり前の認識がジャイアンにはできない。「褒められるのは相手でなく自分で無いといけない」「相手のほうが上だと許せない」という非常に醜い僻み、妬みの認識があること自体が攻撃性の根本的な根拠であり、これを私は中心志向と呼んでいる。
以前「砂漠の岩山の孤独」などの考察では、私は中心志向からくる自己突っ込みで説明を試みた。「自分が下」と考えた途端に、奈落の底に真っ逆さまに墜落して、自分は生きている価値すらないというところまで落ちていく不安があり、中心志向はその不安から逃れようとする働きであると考えた。
であれば、「自分は最悪で、これ以上落ちない」と考えたほうが良いという方法はあるかもしれない。実際問題これほど醜い脳を持ち、他人が褒められると激しい妬みや僻みが生じ、自分の非を認めきれず逆切れして相手をつぶしにいく攻撃性があるというのは「どうしようもない」のは「事実」なのだから。
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私は、20代の時一時仕事を持って自立していました・・・が、ジャイアン祖母の世話&半同居をAS父に命令されたとたん、彼女の「突き落とし攻撃」で、頭がおかしくなってきた。おまけに、同時期悪いことにかなり手痛い失恋をして、
実家に戻ったら、そこにはAS父に依存するジャイアン母と可愛いAS弟とのパラダイスが出来ていて、「なんでお前が帰って来た」と言わんばかり。
で、睡眠薬を飲もうとすると母に「あら、そんなもので今どき死ねないのよ」と嘲られるし、父には「看護婦見習いでもしろ」と命令されて、8ヶ月で発病したら、父と母は、知り合いの家に私を預けて逃げ出してしまいました。
運よく(?)、そこの家のお嫁さんが精神科医だったので、僻地の病院を紹介されましたが、そこは重度の知的障害者ばかりの施設で、文字通り地獄を見ました。
そこを退院してから20年間近く、「自分は最悪で、これ以上落ちない」と考え、家で暮らしてそれなりに確かに安定していましたが、いい事は何もなかったです・・・
私が立ち直ったのは、よくも悪くもAS彼と恋愛したからです。私にAC理論を説く彼は、ヘレン・ケラーに対するアニー・サリバン先生のようにさながら思えました。
中心志向は、時として悪いことばかりではないと思う・・・こればかりも無くしてしまったら、ジャイアンは誇りを失くしたライオン=廃人になってしまいます。
と、感じるのですがどうでしょうか。
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