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2008/08/03

まんがNO.1

赤塚不二夫のまんがNo.1シングルズ・スペシャル・エディション
赤塚不二夫のまんがNo.1シングルズ・スペシャル・エディション
価格:¥ 3,500(税込)
発売日:2006-11-23

赤塚不二夫死去というんだが、2002年に倒れて以来ほぼ植物状態の寝たきりで、まぁ、仕方ないんだが、これで第一世代の漫画家はほとんど消えたわけだ。妖怪になった水木しげるだけが森繁のように生き延びているんだが、手塚も死んだし、石森も藤子Fも死んだ。売れてる漫画家は不摂生なので早死にです。



 「天才バカボン」「おそ松くん」などのギャグ漫画で絶大な人気を集めた漫画家の赤塚不二夫(あかつか・ふじお、本名藤雄=ふじお)さんが2日午後4時55分、肺炎のため東京都文京区の順天堂医院で死去した。72歳。旧満州(現中国東北部)生まれ。自宅は東京都新宿区中落合1ノ3ノ15。葬儀・告別式の日取りなどは未定。喪主は長女りえ子(りえこ)さん。

 2002年に脳内出血で手術して以降、闘病生活を続けていた。

赤塚という人は、取り巻きが多かったわけだ。有名なところでは山下洋輔トリオをはじめとするミュージシャンもそうだが、タモリを育てたのでも知られている。タモリは九州のボーリング場の支配人やっていて、山下洋輔トリオの宴会にもぐりこみ、上京して赤塚の世話になっていた。名前を売ったのは「モンティパイソン」日本語版の案内役やった頃からで、ずいぶん長いこと赤塚が面倒見ていたはずだ。

赤塚が面倒見たというと、まんがNO.1という漫画雑誌もあったな。↑のAmazonリンクがまとめ本なんだが、
この日をどれくらい待ちわびたことか!
遂に幻の「まんがNO.1」の一端を覗けるなんて!!!!

まんがもさることながら、井上陽水の「桜三月散歩道」は「氷の世界」に入ってる「桜~」とは違うナレーションが入ってて、こっちの方が「氷の世界」バージョンに較べて名曲とマニアの間で言われてただけに、聞けるのが非常に楽しみ。
付録にソノシートがついているのだ。このソノシートが豪華で、有名なところでは井上陽水の「桜三月散歩道」のオリジナル・バージョンが凄い。この曲はその後「氷の世界」に収録されるんだが、ソノシートでは
♪街に行けば革命だ♪という歌詞があり、歌詞がレコ倫にひっかかってアルバム収録時には手直しされたわけだ。名曲です。他にも、「スケバンロック」を歌っている
カミソリQ子が何と、あの青山ミチだとか、話題には事欠かない。青山ミチというのはカルトな昭和の黒人ハーフ歌手です。覚醒剤と万引きで芸能界を追放されて、今では生活保護で暮らしているらしい。

まんがNO.1は、この「ソノシート付き」という制約があって雑誌コードが取りづらかったり、色々と揉めたわけだ。ところが赤塚の個人スポンサー誌だったので、物凄い赤字を出しながらもずいぶん続いた。赤塚偉いです。おいら、学生の雑誌フリークだったので全巻持ってます。ちなみに、赤塚には複数の「愛人」がいたらしい。つうか、個人的においら知ってるんだが、誰も何とも言わないのは「人徳」というもんだろう。ご冥福をお祈りします。合掌。

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