多くの方はすでにご存知のとおりなのだが、しばらく前に
ニケさんのブログで拙ブログの連載を大変好意的に取り上げ紹介していただいた。
私はそれは当ブログが「ニセ科学批判批判」を行っているという誤解に基づくというものであるとみなし、今にいたるまでお礼も申し上げていない。それどころか本人にはなんの挨拶もしないままによそ様のブログのコメント欄でニケさんを批判しまくっているのも、ご本人を含め既にご存知の方が多いと思う。誤解からとはいえ好意的に紹介してくれたものを、礼を言うどころか批判しまくるとは何たる礼儀知らずかと思われても構わない。私がニケさんのところへ行ったら、ニケさんがこちらへいらしても同じだが、けんかになるのは目に見えている。もう誤解だったことははっきりしているんだから取り繕うのはやめましょう。私は非礼であることを認めますが心にもない御礼やお詫びを言うよりは非礼である方を選びます。批判があればどうぞなさってください。それは慎んでお受けします。そしてこの際だから言っておきますが、批判すること自体が言論の自由の侵害だというような言説に対しては心からの怒りを表明しておきたいと思います。批判することこそが言論の自由の行使ではないか、何を寝ぼけたことを言っておるのかと。
さて、私が取り上げてもらった最初から違和感を抱いたのは、そもそもニケさんの「ニセ科学批判批判」に対して大きな怒りを抱いていたからである。私は水伝以外のニセ科学を批判したことはまだないので(他人が批判しているのに賛成したことはあると思う)自分を「ニセ科学批判者」の範疇に入れるのはおこがましいと思っているが
たとえばこういうのをこそ私は問題にしているのだ、というのはここ数回のエントリで強調してきたとおりである。
(2008.6.3ニケさんのブログのコメント欄)
>江本が如何にも科学を装ってやってたか知れないけど、「科学であろうがニセ科学であろうがどっちでもいい。面白いからそれでいい」という人にはどうしようもないだろう。
あなたみたいな人が信者より余計に問題なのだ、と私は思っている。そういう人をこれからも批判しつづけるつもりである。しかし、だ
ここからが本論なのだが、このところニケさんの態度が変わってきた。コメント欄で、aliceさんに対して「もうニセ科学批判批判はしない」ことを宣言され、さらにはニセ科学批判者として名を馳せるapjさんに「過去の無礼をお詫び」されている。
あのですね、apjさんに対するお詫びが過去の個人的なものに関する限りであるなら、それはもう私の知ったことではないんですが、ニケさんが罵倒の限りを尽くしてきた「ニセ科学批判者」の一人としてのapjさんに対するお詫びであるなら、自分の過去の言動を全く検証しないでどの部分の何が悪かったのかを明らかにしないままのお詫びって何?もしこれから検証されるところなのであれば、この私のエントリが軽率であることを認めるに吝かでないし私の方がお詫びすることになるかもしれないが現在のところでは
>どうやら彼らと私(たち?)では、「謝罪」の定義がかなり違うのではないか
という柿の木さんのブログでのコメントに深く同意する。apjさんにお詫びして、仮に彼女が納得されたとしても、今までのニセ科学批判者に対する罵詈雑言がチャラになるわけではないということだけは確認しておきたい。
さて、言及先ということでリンクを貼りましたがトラックバックはどうしましょうか。一応お送りしておきますね。