2008/08/01(金) 02:59:52 [メディア/意見書]
毎日、朝日による日の丸省略
北京五輪:「鳥の巣」で開会式リハーサル
【北京・中本泰代】 北京五輪のメーンスタジアム・国家体育場(愛称・鳥の巣)で30日夜、開会式のリハーサルが行われた。今回はチケットを持つ一般市民にも初めて公開された。9日後に迫った本番を前に、光のパフォーマンスなどに市民も一足早く酔いしれた。毎日新聞 7月31日付記事より参照のため抜粋引用/写真は「開会式のリハーサルで、五輪に参加する国、地域の旗を持ち会場に入る人たち=北京市の国家体育場前で2008年7月30日午後9時14分、平田明浩撮影」と伝える同記事より参照のため引用
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「北朝鮮」「韓国」の国旗が印象的な「1枚」を選ぶ
表題は、読者から教えていただいた記事(毎日新聞)だ。北京五輪の開会式リハーサル(30日・国家体育場)で行われた模様を報じてはいる。だが、読者が、「写真をご覧下さい。日の丸がどこにも見当たらない一方、韓国と北朝鮮の旗がいちばん手前で厭味ったらしく並んで翻っております」、と指摘される通り、“日本紙”が報じている記事だが、しかし、日本の国旗が見当たらない。一番手前が「北朝鮮」、次(その向こう)が「韓国」と。あたかも、毎日新聞のメンタリティをそのまま投影したかの「写真」報道となっている。
報道写真は、スナップ写真とは異なる。我々が旅行などで撮った1枚は、1枚しか存在しない場合がほとんどではないかと思う。だが、斯様な行事に関する報道写真は何枚、何十枚と撮影された中から「選んだ」1枚であるはずだ。であるとすれば、報道する「1枚」を意図的に選び出すことも可能だ。ゆえに、「毎日新聞のメンタリティをそのまま投影」と指摘できる事由がここにある。英邁な読者にはお気づきの通り、ある種の「報道の恣意性」も、こうしたところで発揮されているケースは少なくない。
毎日新聞記事(7月31日)
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「韓国旗」を中央に
筆者が学部生の頃、たまたま、新聞社の写真記者と出会ったことがあった。この人の言葉が、今も耳の中に、印象的に残っている。云く、「写真は記事の命脈を握る場合がある。だから、記事の内容を強調する時などは、記者と相談して、写真選びにもそれなりの手間をかける。時には、造り替えることだってあり得る」(要旨)と。へえ、新聞とはそんなものか、と思ったものだ。新聞社とは、ある意味で「情報加工」の工場なのではないか、と。そのようなイメージを抱いた記憶がある。
この手法は、テレビ番組にも共通している。つまり、紙面の「写真」を、画面の「映像」と置き換えると判りやすい。そう思い起こさせてくれる指摘を上述の読者からいただいた。類似した事例が、先般の「テレビ朝日」でもあったとのこと。「週刊新潮(8月7日号)」が、その様子を採り上げている記事(P133)も教えていただいたので、小稿に少々紹介する。
問題のシーンは、テレビ朝日の「ミュージックステーション」(7月25日)に、「Hey!Say!JUMP」というグループが出演したひとコマでのこと。記事に云く、「新曲の『冒険ライダー』のスペシャルメドレーを熱唱した際、バックダンサーが世界の国旗を振る、という演出だった。英、中、仏、伊、韓、露、和蘭(オランダ)などの国旗が前後左右に激しく振られる。わが国の日の丸や、アメリカの星条旗は使われなかったが、韓国の太極旗は目立つように画面中央に配置し、中国の五星旗にいたっては2枚も用意されていた」とある。
週刊新潮誌の記事(8月7日号)
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露骨なまでの「毎日」「朝日」
同記事に云く、「「演出やセットに関して、特別な意図や他意はありません」(広報部)」と。また云く、「放送評論家の志賀信夫氏はこう言った。「旗は演出の一つに過ぎませんが、日の丸や星条旗がないのは不自然です。小道具がなかったとは考えにくい。五輪直前に中国国旗を二枚も使ったことを、中国の歓心を買うためと批判されても否定はできないでしょう」と紹介している。
これらについて、上述の読者は、次の指摘をされている。云く、「国際主義国際協調を標榜するまではまあよしとしましょう。しかし日の丸だけをことさら執拗に非難し(この場合は「映さない」)、あまつさえ敵性国家の国旗はアピールして見せ付ける…そのたびに相当数の苦情があるであろうにも関わらず、何度でも何度でも同様の報道を繰り返す。これがもし日本人のしわざならば相当に病的で歪んでいますし、日本のマスメディアに第三国の意向が絡んでるのだとすればこれまた異常です。日の丸に関する規制を設けているのでしょうか」と。
同感である。さらに、筆者からひと言申し述べれば、当該メディアが報道や番組の中から「日の丸」を排除する傾向は、あるいは、当事者らの意図的な暗示ではないか。言葉は悪いが、この日本は、日本ではなくなりますよ。中朝韓の所有になりますよ、とでも言いたげな、一部同系のメディアや制作者からのメッセージにも映る。“大新聞”の中でも、社説において、竹島が日本固有の領土と明記しなかったのも毎日、朝日の二紙である。同じ「根っこ」、同じ土壌でつながる系列メディアの露骨なまでの「印象操作」が、目立つ昨今と謂えるのではないか。
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【筆者記】
上記に引用させていただいた誌面記事(新潮誌)の同ページには、「五輪結団式「国歌斉唱」で不起立を通した「朝日編集委員」」との記事があった。云く、「7月28日、ザ・プリンスパークタワー東京(港区)で、北京五輪の選手団結団式・壮行会が開かれた」と。もうその時期になったのか、と。感慨深いものがあるが、これについては別稿に記したい。
その結団式で、記事に云く、「司会者の“国歌斉唱。皆さま、ご起立ください”の声で、選手やその家族、JOC関係者らは一斉に立ち上がりました。記者席は会場の最後部に用意されていたんですが、もちろん、記者も席を立ちましたよ。でも、1人だけ、座ったままの記者がいました」(現場に居合わせた記者)」と。足組みしたまま、座っている記者の写真が掲載されている。
週刊新潮誌の記事(8月7日号)
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云く、「それは、朝日新聞編集委員の岩井克己氏です。60歳を過ぎても皇室担当をしている名物記者ですよ」とある。「困ったちゃん」世代の1人である。短稿にて。
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読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメントに感謝します。一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。ささやかな国思う活動ですが、発展のために、どうか末永き応援を宜しくお願いします。
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2007/05/18 00:00 設置 (PCカウント)
Author:博士の独り言
いかなる組織、団体とも無縁の日本人発行のメルマガ、およびブログです。初期のように、氏名とプロフィール、写真を掲載すべきと考えていますが、迫る身の危険回避の意味からも自重すべし、との筆者をよく知る友人らの制止により、現在は「博士の独り言」として活動しています。活動自体も全く無収入です。