低迷する支持率がネックとなり、首相が総選挙に踏み切れない英国の政治状況は日本と似通っており、英メディアは福田内閣の改造に一定の関心を払っている。
ロイター通信は1日、福田康夫首相が総選挙を意識し自民党幹事長に麻生太郎氏を起用したことについて「日本国内で(福田)政権の人気を押し上げる可能性がある」と解説。その一方で、「国家主義者」で知られる麻生氏の登場で、中国や韓国などの離反を招く危険があるとして、福田首相にとっては「ギャンブルだ」と指摘した。(ロンドン共同)
毎日新聞 2008年8月2日 1時06分