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国連もクールビズ 日本参考に事務棟25度・薄着奨励

2008年8月1日23時36分

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 【ニューヨーク=松下佳世】国連は1日から、ニューヨークの本部ビルの冷房の設定温度を上げ、薄着を奨励する「クールUN(国連)」を始めた。日本のクールビズなどを参考にしたといい、8月の1カ月間、試験的に実施する。効果があれば、通年の取り組みにする計画だ。

 「気候変動を国際課題の頂点に押し上げた国連だからこそ、率先垂範しなければ」と潘基文(パン・ギムン)事務総長が提案。本部ビルのうち、事務局棟の設定温度を現在の22.2度から25度に、会議棟と総会議場を21.1度から23.9度に引き上げる。週末は一部を除き空調を停止するという。

 国連の試算では、8月だけで10%の省エネになり、10万ドル(約1080万円)が節約できる。これで300トンの二酸化炭素(CO2)が削減できるという。冬も暖房の設定温度を下げると、CO2の年間削減量は2800トンになる見込みだ。

 服装の基準は設けないが、ネクタイを着用しないなどの「ビジネスカジュアル」を呼びかける。事務総長も初日、半袖シャツにノーネクタイで出勤した。

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